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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第四幕 ボードゲームの時間!

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134/155

134話 ボードゲーム!なのです!!④



第四ドック、休憩スペースにて。


海底探査ゲームは、まだまだ続いていた。


「それじゃあ、もう一回振る、です!」


くろしおが嬉しそうにサイコロを握る。


「今度はもっと大きい目を出す、です!」


「頑張れ、くろしお!」


湊が応援する。


「はい、です!」


くろしおがサイコロを振る。


ころころと転がったサイコロは――。


「……三、です!」


「三マスだね」


「はい、です!」


くろしおがコマを三マス進める。


「ここは……『海底の珊瑚礁を発見! 美しい景色に見とれて一回休み』……です?」


「また休みなのです!?」


みきしおが驚く。


「せっかくもう一回振れたのに~」


U-ハイドラが残念そうに言う。


「でも、珊瑚礁を見つけたなら、探査としては良い結果じゃない?」


サクラが笑う。


「そう、ですか?」


くろしおは少し考える。


「……じゃあ、仕方ない、です」


「ゲームの中でも探査をしている気分になりますね」


アイオワが微笑む。


「次は、よなぐにだな」


湊が順番を確認する。


「はいっ! では、私の番ですねっ!」


よなぐにがサイコロを手に取る。


「今度こそ、良い場所に止まりますよ!」


「期待してるのです!」


「それでは……えいっ!」


ころころとサイコロが転がる。


「四ですっ!」


「四マスだね」


よなぐにがコマを進める。


「一、二、三、四……ここですね!」


そこには――。


『海底で巨大な岩を発見! 迂回するため二マス進む』


「二マス進む……?」


よなぐにが首をかしげる。


「岩を避けるために、逆に先へ進むんじゃない?」


湊が言う。


「なるほど!」


よなぐにがコマを二マス進める。


「おぉ~、結構進んだ~」


U-ハイドラがボードを覗き込む。


「このゲーム、変なところで進むね」


てんりゅうが言う。


「そうなの。だから面白いの」


ずいほうが静かに答える。


「なるほど……」


てんりゅうが納得したように頷く。


「次は、U-ハイドラだな」


「やっと私~~!」


U-ハイドラが勢いよくサイコロを取る。


「待ってました~~!」


「そんなに待ってたのか……」


湊が苦笑する。


「もちろん~~! 早くゴールしたい~~!」


「まだ序盤ですよ」


アイオワが笑う。


「それじゃあ、いくよ~~!」


U-ハイドラがサイコロを振る。


ころころ……。


「五~~!」


「おお、いい数字なのです!」


「五マス進むね」


U-ハイドラがコマを動かしていく。


「一、二、三、四、五~~……ここ!」


止まったマスには――。


『海底の古い船を発見! 宝を探して一回休み』


「また一回休み~~!?」


U-ハイドラがその場で固まる。


「さっきまであんなにやる気だったのに」


ローズが小さく笑う。


「宝探しだから、ちょっと待つだけなのです」


みきしおが励ます。


「む~~……」


U-ハイドラは少し不満そうにコマを見る。


「じゃあ、宝物がいっぱいあるってことにしておく~~」


「前向きだな」


湊が笑う。


「次は、ローズですね」


「……うん」


ローズがサイコロを手に取る。


「それじゃあ……」


ローズが静かに振る。


ころころと転がったサイコロは――。


「三……」


「三マスだね」


ローズがコマを進める。


「ここ……『海底の温泉を発見! 疲れを癒やして一マス進む』」


「海底に温泉なんてあるの!?」


サクラが驚く。


「ゲームだから何でもありなのです!」


みきしおが楽しそうに言う。


「……一マス進む」


ローズがコマを動かす。


すると――。


「……あ」


「どうした?」


湊が覗き込む。


「『海底の流れに乗った! 次の人はサイコロを二回振り、好きな方を選ぶ』……」


「次の人に効果があるのです!」


みきしおが声を上げる。


「ということは……」


ローズが次の人を見る。


「潜龍(チャムリョン)が二回振れる……?」


「……そうみたい……」


潜龍が少し驚いたようにボードを見る。


「これは楽しみですね♪」


ヴェイルが笑う。


「二回振って、好きな方を選べるなら、かなり有利ですね」


アイオワも興味深そうにボードを覗き込む。


「……どっちが出るかな……」


潜龍がサイコロを受け取る。


第四ドックの海底探査ゲームは、さらに予想外の展開へと進んでいくのだった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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