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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第四幕 ボードゲームの時間!

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132/155

132話 ボードゲーム!なのです!!②



第四ドック、休憩スペースにて。


海底探査ゲームは、順番に進んでいた。


「次は私の番ね!」


サクラがサイコロを手に取る。


「それ!」


ころころとサイコロが転がる。


「三!」


「三マスだ~♪」


サクラがコマを三マス進める。


「ここは……『海底から珍しい鉱石を発見! 二マス進む』だって!」


「また進めるのです!」


「サクラさん、運がいいのです~」


「ふふっ♪ このまま一気にゴールしちゃおうかな?」


「そう簡単にはいかないと思うの」


ずいほうがボードを見ながら言う。


「どうして?」


「こういうゲームは、後半になるほど何が起きるか分からないの」


「なるほど……」


サクラがボードをじっと見る。


「じゃあ、油断は禁物ってことね!」


「そうなの」


「それじゃあ、二マス進めて……」


サクラがコマを動かす。


「次は、ずいほう、出陣なの」


「出陣って……」


てんりゅうがツッコミかけるが、ずいほうはサイコロを振る。


「……四、なの」


コロコロと転がったサイコロは、四の目を出した。


「四マス進んで……ここなの」


そこには、『海底の流れが強くなった! 一マス戻る』と書かれていた。


「一マス戻る、なの」


「せっかく進んだのに~」


U-ハイドラが残念そうに言う。


「まぁ、こういうこともあるさ」


湊が笑う。


「では、一マス戻るの」


ずいほうがコマを戻す。


「……戻った先に何か書いてあるの」


「何?」


みきしおが覗き込む。


「『海底洞窟を発見! 三マス進む』なの」


「「えぇ!?」」


みんなが一斉に声を上げる。


「結果的に二マス進んだのです!」


「こんなことも……あるんだ……」


ローズが驚く。


「ゲームって面白いね♪」


「……運が悪かったと思ったら、逆に良くなる……」


潜龍(チャムリョン)もボードを見ながら小さく笑う。


「そうそう! 最後まで何が起きるか分からないのよ♪」


ヴェイルが楽しそうに言う。


「次は私の番ね」


ヴェイルがサイコロを手に取る。


「それっ♪」


「五、です」


よなぐにが出目を確認する。


「五マス進んで……」


ヴェイルがコマを動かす。


「『海底に沈んだ研究施設を発見! 調査するため二回休み』……」


「二回休み!?」


「えぇ……」


ヴェイルが固まる。


「さっきまで運が良かったのに~」


「これは厳しいね」


湊が苦笑する。


「でも、研究施設を発見したんだから、探査ゲームとしては大成功なのでは?」


アイオワが言う。


「確かにそうですね」


ヴェイルは少し考え、


「それなら、二回休みでも我慢します♪」


と笑った。


「次は私だな」


湊がサイコロを取る。


「いくぞ」


「頑張るのです!」


「……」


サイコロが転がる。


「二……」


湊がコマを二マス進める。


すると、そこには――。


『海底で巨大な生物を発見! 驚いて一マス後退』


「……巨大な生物……?」


潜龍が目を丸くする。


「ゲームの中でも海の生物が出てくるんですね」


「一マス戻るのです」


「あぁ」


湊がコマを一マス戻す。


すると、今度は別のマスに止まった。


『海底に宝箱を発見! もう一度サイコロを振る』


「……お」


「もう一回振れるのです!」


「すごい! です」


くろしおが身を乗り出す。


湊は少し嬉しそうにサイコロを握る。


「……では、もう一度」


ころころと転がるサイコロ。


「……六」


「六!?」


「一気に進めるね~!」


みんながボードを覗き込む。


まだゲームは始まったばかり。


けれど、少しずつ全員がゲームに夢中になり始めていた。


「次は誰ですか?」


「一番に戻るのでアイオワ、私ですね♪」


「じゃあ、続けよう!」


第四ドックの海底探査ゲームは、まだまだ続いていく。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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