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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第三幕 新たな二人!

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125/155

125話 艦隊編成と二人の初任務!なのです!!③



「……来ます……」


潜龍(チャムリョン)が小さく呟く。


4人は音のする方向を見つめる。


すると、幾星霜もの闇に朽ち果てた配線のように見えたものが、少しずつ動き始めた。


それは、こびりついた赤錆のような、ひび割れた煉瓦色をしていた。


そして、その正体が姿を現す。


触手を持つ軟体生物。


「……この感じ、ミズダコ……」


そう潜龍が言うと、少しずつその姿が見えてきた。


たしかに、それはタコだった。


「なんだ~、タコか~♪」


「かわいい、です」


「はいっ」


4人は、こちらへゆっくりと近づいてくるタコを見つめる。


タコは長い間、この海底施設の中で暮らしていたのだろうか。


赤錆のような色をした体をゆっくりと動かしながら、4人の前を通り過ぎていく。


「……驚かせないでください……」


潜龍が小さく息を吐く。


「びっくりしましたね♪」


ヴェイルも少し安心したように笑う。


「でも、ここにタコがいるってことは、施設のどこかに穴があるってこと、です?」


くろしおが周囲を見る。


「……そうですね」


よなぐにも壁や床を確認する。


「……この施設、完全に密閉されているわけではないみたいです……」


潜龍が周囲を見ながら言う。


「なるほど~♪」


ヴェイルが頷く。


「ということは、他にも海の生き物がいるかもしれませんね♪」


「お魚とか、です?」


「そうかもしれませんね♪」


「……なんだか、探検みたいですね……」


潜龍が少し嬉しそうに言う。


(まあ、調査任務だからな。だが、油断はするなよ)


湊の声がバイザーから聞こえる。


「「「「はい」」」」


4人が返事をする。


「……それにしても、この施設は本当に古いですね……」


潜龍が壁を見る。


壁には、ところどころ大きなひびが入っている。


床にも錆びた金属片や、古い機械の部品が落ちていた。


「何か、昔の工場だったんでしょうか?」


よなぐにが言う。


「たぶん、です」


くろしおが近くの機械を調べる。


「でも、普通の工場にしては設備が大きすぎる、です」


「確かに……」


ヴェイルも機械を見る。


「何を作っていた場所なんでしょう?」


(分からないな。記録が残っているかもしれない。もう少し奥まで調べてみよう)


「了解です♪」


「わかりました、です」


「……はい……」


「はいっ」


4人はさらに奥へ進んでいく。


すると――。


「……あれ?」


よなぐにが足を止めた。


「どうしました?」


ヴェイルが聞く。


「……あそこに、何かあります」


よなぐにが指を向ける。


そこには、壁に埋め込まれた大きな金属製の扉があった。


「……扉、ですか?」


潜龍が近づく。


「さっきの入り口とは違う、です」


くろしおも扉を確認する。


「……これ、かなり頑丈に作られているみたいです」


(くろしお、開けられそうか?)


「調べてみる、です」


くろしおが扉の横にある装置へ近づく。


「……う~ん……」


しばらく装置を調べる。


「……どうですか?」


潜龍が聞く。


「ちょっと待ってください、です」


くろしおは真剣な表情で配線を確認する。


「……これは、さっきの扉より複雑です」


「開けられそう?」


ヴェイルが聞く。


「……たぶん、です」


「また、たぶん?」


「たぶん、です♪」


くろしおが笑う。


「大丈夫かな……?」


ヴェイルが苦笑する。


(無理はするな。危険そうなら、そのままでいい)


「分かりました、です」


くろしおが装置から少し離れる。


「みてみて! ナマコみつけた!」


「……すこしは、緊張感持って……」


潜龍が忠告する。


「ははは……」


よなぐには苦笑いした。


その時。


ガチャンッ!!


と大きな音が鳴った。


「開きました、です」


(よし、慎重に進め)


そう言われ、4人は慎重に進む。


「ねぇ、資源が見つかったらどうなるの?」


(多ければ、上が専用の潜水娘(ダイブ・ドール)を派遣して、危険がないか確認し、運び込む海路を作り、輸送部隊が輸送する。少ないなら調査部隊、この場合は君たちが運び出す)


「そうなんだ~♪」


「……行きますよ……」


「は~い♪」


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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