123話 艦隊編成と二人の初任務!なのです!!①
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドックにて。
湊は大事なことを話すため、みんなを集めていた。
「艦隊編成……なのです?」
話を聞いていたみきしおが聞いてくる。
「あぁ、人数が増えてきて、そろそろ艦隊編成をしっかり決めたいと思ってね」
「……なるほど……」
「たしかにですね。11人いますし」
ヴェイルが周りを見ながら言う。
「でも~、どうするの~~?」
「あぁ、ここに書いてある」
【主力艦隊『みきしお・てんりゅう・アイオワ・U-ハイドラ』】
【航空支援艦隊『サクラ・ローズ・ずいほう』】
【特殊作戦艦隊『ヴェイル・潜龍・くろしお・よなぐに』】
「なるほど、たしかに、部隊はしっかりした方がいいですね」
「あぁ、そういうことだ。アイオワ。そして、今回の任務では特殊作戦艦隊で行こうと思う」
「……わかりました……」
「はい♪」
「了解、です」
「はいっ」
「……でも、今回の任務って、どんな任務をするの?」
サクラが首を傾げる。
「そうだな。今回の任務は、海底にある旧施設の調査だ」
湊が資料を見せる。
「旧施設……ですか?」
潜龍が資料を覗き込む。
「あぁ。数日前に、海中センサーが施設らしき反応を捉えた。詳しいことはまだわかっていない」
「なるほど……」
ヴェイルも資料を見る。
「それで、私たち四人で調査するんですね♪」
「あぁ」
「工作潜水艦の私もいるので、施設の確認や必要な作業もできます、です」
くろしおが嬉しそうに言う。
「それに、海防潜水艦の私がいるので、もし何かあっても、みんなを守りますっ!」
よなぐにも胸を張る。
「頼むぞ」
湊が頷く。
「それじゃあ、今回の任務について説明する」
湊は資料を広げる。
「目的は、海底施設の調査と、内部に残っている可能性がある物資の確認だ」
「……エネルギアの反応は……?」
潜龍が聞く。
「今のところ、大きな反応は確認されていない」
「それなら、少し安心ですね……」
「ただし、深海だから何がいるかはわからない。十分注意してくれ」
「はい」
ヴェイルが真剣な表情になる。
「わかりました」
潜龍も頷く。
「任せてください、です!」
くろしおが工具を確認する。
「私も頑張りますっ!」
よなぐにも気合を入れる。
「よし。それじゃあ、準備を始めよう」
「はい!」
「了解です♪」
「……はい」
「です!」
「はいっ!」
四人がそれぞれ準備を始める。
その様子を、みきしおたちが見ていた。
「初任務、頑張るのです!」
みきしおが声をかける。
「気をつけてね」
てんりゅうも続く。
「お土産、待ってるの~~」
U-ハイドラがのんびり言う。
「お土産って……」
よなぐにが苦笑する。
「でも、気をつけて帰ってきてくださいね」
アイオワが優しく言う。
「はい♪」
ヴェイルが笑顔で答える。
「……行ってきます」
潜龍も小さく頷く。
「それじゃあ、出発だ!」
湊の声が第四ドックに響く。
特殊作戦艦隊の四人は、出撃準備を整えていく。
新しく編成された艦隊。
そして、ヴェイルと潜龍にとっては、第四ドックに来てから初めての任務。
四人は、それぞれの役割を胸に、深海へ向かおうとしていた。
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