120話 任務完了の翌日!なのです!!④
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドックにて。
湊は潜水娘たちとトランプで遊び、数時間が経った。
「そういえば、整備士さんは、司令官さんと何を話してたのです?」
片付けが終わり、みきしおがそう聞いてきた。
「あぁ、今から話そう」
そう言い、湊はみんなを集めた。
そして、何を話したのか話し始めた。
――数時間前――。
司令官室。
湊は司令官の前に立っていた。
「呼び出して、すまないな」
「いえ。それで、話ってなんですか?」
「昨日の任務についてだ」
「昨日の?」
「ああ。今回の任務は無事に完了した。潜水娘たちにも大きな損傷はない」
「それなら、よかったです」
湊はほっとしたように息を吐く。
「だが、今後について少し話しておきたい」
「今後……ですか?」
「ああ」
司令官は机の上に置かれていた資料を見る。
「今回のような任務が、これからも続く」
「……そうですよね」
「エネルギアの活動も続いている。こちらが休んでいる間にも、状況は変化している」
「はい」
「だからこそ、潜水娘たちの整備をこれまで以上にしっかり頼みたい」
「もちろんです」
湊は迷うことなく答えた。
「俺にできることなら、やります」
「頼んだぞ、湊」
「はい!」
「それと、今回救助された潜水娘たちは、第四ドックに配属になるぞ」
――――――――。
「……という話をしていたんだ」
「じゃあじゃあ! あの二人がうちに来るの!?」
サクラが身を乗り出して聞いてくる。
「あぁ、そうなるな」
「やった~♪ 仲間増える~!」
「姉さま……はしゃぎすぎ……」
「えへへ」
「その気持ちもわかるのです♪」
「はい♪」
みきしおもアイオワもうなずく。
「仲間が増えて~、嬉しいね~~」
「あなた、何様なのよ……。まったく、ま、わかるわ」
「ですです」
「はいっ」
「わかるの」
みんなも同意する。
「二人とも、どんな子なんだろう? です。長くは話せなかったから、ちゃんと話したい、です」
くろしおが楽しそうに聞く。
「俺も詳しくは知らないけど、司令官の話では、二人とも少しずつ回復しているらしい」
「そうなんですね」
「それなら、よかったです」
アイオワがほっとしたように言う。
「じゃあ、いつ来るの?」
サクラが聞く。
「明日だそうだ」
「明日!?」
サクラの目が輝く。
「それは楽しみなのです」
「はいっ」
「そうですね♪」
「私たちはいつでも歓迎なの」
「いっそのこと、その二人と皆でゲームで楽しみます? です」
「それ、良い案かもね」
「遊びた~い!」
「……姉さま……」
「私も~遊びた~~い!」
「あんたたちね~」
第四ドックには、再び楽しそうな声が響く。
任務を終えた翌日。
そして明日は、新しい仲間を迎える日。
第四ドックのいつもの日常に、また新しい風が吹こうとしていた。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回もお楽しみに




