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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第二幕 潜水娘捜索作戦!

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116/155

116話 日本海へ!なのです!!⑥



日本海。


遭遇したエネルギアを倒し、ハイドロ・コアを回収したが、行方不明になった潜水娘(ダイブ・ドール)二名はまだ見つからない。


そんなとき。


「これは、なんでしょう?」


アイオワが何かを見つけたようだ。


(どうした?)


「これ、なんだか、矢印のような……」


「たしかに、ここだけ妙に掘られているわね」


「よく、海流で流されなかったね」


サクラがそう言う。


「たしかに……そうですね……あちらに……いるのでしょうか……」


(よし、行ってみよう)


「はいっ」


よなぐにが元気よく返事する。


「先に水中ドローンを飛ばしながら進むの」


(あぁ、頼む、ずいほう)


「はやく~届けないとね~~」


「あぁ、そうだな、U-ハイドラ」


「行こーです!」


「はい、なのです!」


くろしおとみきしおも元気いっぱいだ。


「みんな、周囲には十分注意してよね」


(あぁ。特に海流には気をつけよう。もし流されたら、今度は捜索する側が迷うことになる)


「了解なのです!」


「わかりました」


「……はい……」


全員が警戒しながら、矢印のような痕跡に沿って進んでいく。


ずいほうの水中ドローンも、先行して海底を進んでいた。


「……何か見える?」


サクラが尋ねる。


「まだなの……」


ずいほうは、ドローンから送られてくる映像を確認する。


しばらく進むと――。


「ん?」


ずいほうが止まった。


(どうした?)


「ノイズ?……いや、これは通信なの」


(通信?)


「しかも、普通のバイザーによる通信より、とても良質なの」


(……聞き取れるか?)


「やってみるの……」


そう言い、ずいほうは音声に集中した。


しばらく沈黙が続き……。


「これは、座標……なの?」


「座標?」


みきしおが聞き返す。


「そうなの。数字で、座標っぽいの」


(送ってみてくれるか?)


「なの」


そう言い、ずいほうはそのデータを送信した。


(……座標だな。危険かもしれないが、そこに向かおう)


「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」


(みんな、海流に注意してくれ)


「了解なのです!」


「はい」


「……わかりました……」


ずいほうが、水中ドローンから送られてくる映像を確認する。


「何か、見つかった?」


サクラが尋ねる。


「まだなの……」


「そっか~」


U-ハイドラが残念そうに言う。


「でも、通信があったなら、近くにいる可能性は高いはずです」


アイオワが周囲を見渡す。


「そうですね」


くろしおも頷く。


(座標は間違いない。もう少し進んでみよう)


「はい! なのです!」


みきしおが元気よく返事をする。


全員が慎重に進んでいく。


しばらくすると――。


(ずいほう、ドローンを前へ)


「了解なの」


水中ドローンが先へ進んでいく。


「……あ」


ずいほうが小さく声を漏らす。


(どうした?)


「座標に近づいているの……」


ずいほうから送られてきた情報を、湊も確認する。


(あと少しだな)


「……はい……」


ローズが静かに答える。


しばらくして――。


「……前方の水中ドローンから映像が、届いたの」


(何か映っているか?)


ずいほうは、送られてきた映像を確認する。


「……これは……」


その声を聞き、みんなが緊張する。


「何かあったの?」


「……いるの」


「いる?」


みきしおが聞き返す。


「座標の場所に……何かがいるの」


湊も映像を確認する。


画面には、海底の一部が映っている。


その奥には――。


二つの反応が表示されていた。


(……間違いない)


湊が静かに呟く。


(二人とも、そこにいる)


「本当ですか!?」


くろしおが声を上げる。


「見つけたのです!」


みきしおも喜ぶ。


「よかった~~」


U-ハイドラも嬉しそうにする。


「……よかった……です……」


ローズも小さく呟く。


「それじゃあ、すぐに向かおう!」


サクラが前へ進もうとする。


(待ってくれ)


「え?」


(まだ姿は確認できていない。周囲に危険がないか確認してから近づく)


「……そうですね」


アイオワが頷く。


「みんな、慎重に行きましょう」


「はい!」


全員がゆっくりと前へ進む。


海底に残された痕跡。


そして、座標が示した場所。


そこには確かに、行方不明になった二人の潜水娘がいた。


「寝てるのです?」


みきしおが顔を近づける。


(省エネモードか? それと、座標を示す通信を少ないエネルギーで行っているようだ)


「なるほどなのです」


(U-ハイドラ、二人にエンジンドリンクを緊急補給口から入れてくれ。腰の辺りだ)


「は~~い…………あったよ~。入れるよ~~」


そう言い、注入を始めた。


(注入が終わりしだい、帰還する)


「帰還するですか?」


(あぁ、目覚めるのを待つより、安全だ)


そう言い、しばらくして――。


海上移動基地『アーク・トリニティ』。


第四ドックにて。


「……ッ……あれ?」


「あ、起きました」


アイオワが言う。


「あなた方は……もしや、救助、されたので?」


気品あふれる少女がそう言う。


「あぁ、そうだ。私はこの第四ドックの整備士『湊』だ」


「……整備士さん」


小柄な少女が繰り返す。


「あぁ」


「救助してくれてありがとうございます。あ、申し遅れました。私はヴァンガード級 ステルス潜水艦・5番艦『HMS ヴェイル』です」


「……潜龍(チャムリョン)級 吸音通信潜水艦・1番艦『潜龍』です……」


こうして、行方不明者捜索任務が終わった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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