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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第二幕 潜水娘捜索作戦!

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115/155

115話 日本海へ!なのです!!⑤



日本海。


第四ドックの潜水娘(ダイブ・ドール)たちは、行方不明者を捜索するため、日本海に来ていた。


「反応は、どの辺り?」


てんりゅうがアイオワに聞く。


「はい、暗くてよく見えませんが、あそこの辺りです」


アイオワが前方を指差す。


「見えないね~~」


「危ないのです!」


みきしおが叫ぶ!


「っ!?……触手!!?」


触手のようなものが、暗闇から槍のように突き刺す!


てんりゅうは、間一髪のところで艤装でガードした。


(みきしお! てんりゅう! アイオワ! 【魚雷発射形態『アタック・モード』】。)


(その他は【通常・航行形態『シールド・モード』】で警戒を。)


(くろしおとずいほうを守るように!くろしおは工作潜水艦だ、応急修理はできる。ずいほうは索敵に集中してくれ)


「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」


「で、でも、どこから……」


「見えないね~。どっからだろう」


サクラも周囲を見るが、海上はすでに夜になっていて、海中はとても暗く、見えづらい。


「っ!! 見つけたなの! データを送るの!」


そう言い、湊は送られたデータを見る。


(こいつは……中級タコ型エネルギアだ。小型ではあるが、柔軟な触手の攻撃は厄介だ。それに暗い……十分警戒してくれ)


「タコ型……初めての敵ね」


「はい、です」


「でも、気を付ければ問題ないの」


「……この暗さでは……高速潜水艦の……効力は……発揮しにくいです……ね」


「大丈夫だよ! ローズ! お姉ちゃんがついてる!!」


「……そう言うわけでは……」


「ど~~する~? 適当に撃つ~~?」


(いや、それは戦場では命取りだ)


「は~~い」


「でも、敵の位置がわからないわ……っ!」


「そうなのです……ッ!!」


みんな話しながらも、敵の攻撃をガードしている。


……このままでは……。


ん?


(アイオワ! ソナーで位置はつかめるか?)


「え? はい、大体の位置は」


(よし、敵を水核魚雷で誘導し、仕留めるぞ!)


「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」


(まずは、みきしお、てんりゅう、アイオワで敵の位置を探りながら移動してくれ。ほかのみんなは、その後ろで警戒を)


「了解なのです!」


「わかったわ」


「はい!」


三人がゆっくりと前へ進む。


しかし――。


ズドン!!


「っ!?」


暗闇から、再び触手が飛び出してくる。


「危ないのです!」


てんりゅうが艤装を動かし、触手を受け止める。


ガキィン!


「っ……!」


(てんりゅう、大丈夫か!?)


「えぇ! 問題ないわ!」


「今度は右です!」


アイオワが叫ぶ。


「なのです!」


みきしおが急旋回する。


その直後、みきしおがいた場所を触手が通り過ぎた。


「速い……!」


「でも、位置はわかったわ!」


アイオワがソナーを確認する。


(よし、その位置に水核魚雷を撃つ!)


「了解!」


アイオワが魚雷を発射する。


シュッ!


水核魚雷は暗闇の中を進んでいく。


しかし――。


ドォン!


「外れた!?」


「敵が動いたのです!」


(いや、今のでいい。敵は魚雷を避けるために動いた。アイオワ、ソナーで追えるか?)


「はい!」


アイオワがソナーを確認する。


「……見つけました!」


(よし、今度はみきしおとてんりゅうも撃ってくれ!)


「はいなのです!」


「了解!」


二人が魚雷を発射する。


シュシュッ!


二本の水核魚雷が、暗闇の中へ消えていく。


「敵が動いた!」


「そこです!」


アイオワが位置を知らせる。


(今だ!)


ドォォォォン!!


二本の水核魚雷が、ほぼ同時に命中した。


「ギィィィィィッ!!」


暗闇の中から、エネルギアの叫び声が響く。


「見えた!」


「今なのです!」


みきしおたちが前へ進む。


すると、そこに巨大なタコのような姿をしたエネルギアが浮かび上がった。


「これが……タコ型……」


「思ったより……大きいです」


くろしおが驚く。


(ずいほう、ドローンで弱点を探してくれ!)


「了解なの!」


水中ドローンがエネルギアへ接近する。


「……見つけたの!」


(どこだ!?)


「触手の付け根に、エネルギーが集中しているの!」


(よし! そこを狙う!)


「私たちもいきます!」


サクラが勢いよく前へ出ようとする。


「サクラ!」


「はいっ!?」


(無理に前へ出るな。今回はみきしおたちに任せてくれ)


「……わかりました」


ローズがサクラの肩をつかむ。


「姉さま……私たちは……後方支援です……」


「うん! わかった!」


(みきしお、てんりゅう、アイオワ! 弱点を狙ってくれ!)


「「「はい!」」」


三人が一斉に動く。


エネルギアも触手を振り回す。


しかし――。


「今なのです!」


みきしおが触手をかわす。


「そこよ!」


てんりゅうが魚雷を発射する。


「こちらも!」


アイオワも続く。


三本の水核魚雷が、同じ場所へ向かっていく。


ドォォォォン!!


大きな爆発が起きる。


「ギィィィィィッ!!」


エネルギアの動きが止まる。


そして、ゆっくりと海底へ沈んでいった。


「……やった?」


「反応……消えました」


アイオワがソナーを確認する。


「勝ったのです!」


「ふぅ……危なかったですね」


「でも、まだ終わってないの~~」


U-ハイドラが周囲を見る。


「え?」


「私たちは~、行方不明の子たちを~探しに来たんだよ~~」


「そうだったのです!」


(あぁ。エネルギアは倒した。でも、二人がどこにいるのかはまだわからない)


みんなが周囲を見渡す。


(ずいほう、水中ドローンでエネルギアからハイドロ・コアを回収できるか?)


「できるの」


(よし、回収しだい、捜索を続けるぞ)


「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」


エネルギアを撃破した第四ドック。


しかし、行方不明になった二人の潜水娘は、まだ見つかっていない。


捜索任務は、まだ終わらない。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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