103話 始まりの朝!なのです!!③
翌日。
湊はコンコンと、司令官室の戸を叩く。
「入れ」
「失礼します」
「よく来た。呼んだのは、話があってな」
司令官はそう言う。
「話、ですか?」
「あぁ。じつは」
「同盟国であるパラオ共和国が潜水娘建造計画を立てて建造し、昨日、その潜水娘が到着した。で、君の第四ドックに、その潜水娘たちを配属したい」
「『たち』ということは、複数?」
「あぁ、そうだ。入っていいぞ」
司令官がそう言うと、司令官室の奥の部屋から二人の少女が来た。
一人は桜色に白いグラデーションの髪の少女。
もう一人は、薔薇色に白いグラデーションの髪の少女だ。
「二人とも、自己紹介を」
司令官がそう言うと、二人は少し前に出た。
「Alii! 整備士さん♪ 私、サクラ! サクラ級高速潜水艦・1番艦『サクラ』、着任です♪」
桜色と白いグラデーションの髪の少女は、サクラと名乗った。
「Alii……整備士……さん……。サクラ級高速潜水艦……2番艦『ローズ』……着任、です……」
薔薇色に白いグラデーションの髪の少女は、ローズと名乗った。
「……私は整備士『湊』だ」
「ふふっ、驚いたか。この二人は、パラオ共和国の潜水娘建造計画の誕生物、サクラ級高速潜水艦だ」
「パラオ共和国も同盟に入っていたのですね」
「あぁ。知らないのも無理ないだろう。」
「じつはな、昔から同盟には入ってはいたが、潜水娘建造はしていなかった。だから伏せていたんだ」
「なるほど。そして、この二人を私のところで……」
「あぁ、頼んだぞ」
「はい!」
そんなこんなあり、私は二人を連れ、第四ドックに戻った。
「あ! 整備士さん! お帰りなさいなのです~!」
みきしおが飛びついてきた。
「あぁ。ちょっと、みんな集まってくれ。紹介したい」
そう言うと、二人が入ってくる。
「Alii! 皆さん! サクラ級高速潜水艦・1番艦『サクラ』です! よろしくお願いします!」
「Alii……皆さん……。サクラ級高速潜水艦……2番艦『ローズ』……です……。よろしく、です……」
「わぁ! 新しい子なのです!?」
「あぁ」
みんなが集まってきた。
「みきしお型・1番艦『みきしお』です!」
「そうりゅう型・13番艦『てんりゅう』よ!」
「お~~。ハイドラ級輸送潜水艦・1番艦『U-ハイドラ』~だよ~~」
「くろしお型工作潜水艦・1番艦『くろしお』です!」
「……ずいほう型水中機潜水母艦・1番艦『ずいほう』なの。よろしく、なの」
「よなぐに型海防潜水艦・1番艦『よなぐに』ですっ」
「USS-アイオワ級巡航ミサイル潜水艦・1番艦『アイオワ』です♪」
みんな、それぞれ挨拶を交わした。
「よし、これでみんな仲間だな」
こうして、第四ドックに新たな仲間が加わった。
サクラとローズ。
二人の加入によって、第四ドックの日常は少しずつ変わっていくことになる。
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次回もお楽しみに




