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二話 盛りすぎた設定

2話 ステータス

 スライムは爆発した


 ドォン!!!!


「うわっ!?」


 海斗が尻もちをつく


 目の前では、

 さっきまでいたスライムが煙を上げながら消滅していた


 銀髪の少女が目を輝かせる


「す、すごいです!」


「いや俺なにも――」


『海斗は無自覚だった』


「やめろそのナレーション!」


『しかし彼には最強の力が宿っていた』


「宿ってねぇよ!」


 海斗が叫ぶ


 その瞬間、


 視界の端に青いウィンドウが表示された


【ステータス】


 田中海斗 Lv1


 職業:世界を救う者


 称号:

 選ばれし英雄

 神に愛されし者

 世界の希望

 唯一無二の存在

 運命を超越した者

 最果ての到達者


 スキル:

 全属性適性

 全状態異常無効

 成長速度∞

 取得経験値1000倍

 スキル取得率100%

 致死ダメージ無効

 即死耐性

 魔力自動回復

 限界突破

 神速演算

 剣聖

 大賢者

 龍王化

 魔王耐性

 ハーレム補正


「盛りすぎだろ!!!!」


 海斗が絶叫する


「なんだよハーレム補正って!!」


『読者ウケを狙った』


「やめろ説明すんな!」


 海斗は頭を抱えた


 思い出した


 PVが伸びなかった頃だ


「とりあえず最強にしとけば読まれるだろ……」


 そんな雑な考えで、

 設定を盛りに盛った時期があった


「うわぁぁぁぁ……黒歴史……」


 少女が尊敬の眼差しを向けてくる


「あ、あの……!」


「はい……」


「“龍王化”ってなんですか?」


「俺も知らん」


「え?」


「ノリで生やした」


 少女が固まる


 すると突然、


 海斗の全身から黒いオーラが吹き出した


「え?」


『龍王化が発動した』


「条件わかんねぇのに発動すんな!!」


 次の瞬間、


 周囲の草原が吹き飛んだ


「うわぁぁぁぁぁ!?」


 少女が悲鳴を上げる


 海斗も叫ぶ


「待って待って!!

 俺この設定ちゃんと考えてない!!」


 そして頭の中で、

 ナレーションが静かに響いた


『作者も理解していなかった』

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「この数章はとても気に入っています。次の章も楽しみにしています。ただ、今後の章では文章や段落をもう少し長くしていただけたらと思います。というのも、ほとんどの読者は2000語以上の章を好み、それでシリ…
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