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城探索しようぜ!

「急に現れた不審者め!何が目的でここに来た!」


 騎士に剣を向けられながら訪ねられる。


「私達は国王に会いに来たの!」

「こ、国王様に会いに来た‥‥‥だとぉ!?」


 な、何か変なことでも言ったのだろうか、騎士達が剣を握りしめ震えている。


「やはり国王様が目的なのだな!皆のもの!拘束だー!!」

「「「「え~‥‥‥」」」」



 今、イリス達の前にいるのは、アヴリオ王国の国王だった。


「うん、あー‥‥、何?お主たち、ハスライムの王子と王女だよね?‥‥‥な―んで拘束されてんのじゃ」

「こっちが聞きたいよぉー!」


 縄にくくりつけられたままイリスはジタバタと暴れる。

 意味が分からない。私達を見るなり拘束って!この国は騎士達にどういう教育してんの!


「無礼者!!国王様にタメ口とは‥‥‥失礼にも程がある!!!」

「あーよいよい、コイツらはハスライム王国の者じゃ。縄を解いてやれ」

「ハッ」


 国王の命令を聞くなりすんなりとイリス達を解放した。


「それで?あのバカはお主達に何と言ったんじゃ?」

「何かね、第2王子と会ってほしい、て言ってたよ!」

「第二王子に‥‥」


 国王がボサッと呟く。

 おや?何か雰囲気が変わったぞ?喧嘩でもしたのだろうか。


「なるほどなぁ‥‥お前らも大変苦労してるんじゃな。お前らの父親は少々説明が足りない短気な奴じゃろ?」

「少々どころじゃないでしょ‥‥」


 ロベリアはため息を吐いた。今での経験を思い出したようだ。


「ホッホッホッ、あやつはどこに行っても何年時が経っても変わらないのぉ。知ってるか?お前達の父親はワシの教え子だったんじゃよ」

「えー!国王せんせぇやってたの!?」

「だからあの性格に――」

「違う」


 国王が感いれずに突っ込んだ。

 違うのか、だったら何があってあんな性格になったのだろうか。


「ホッホッホッ、とりあえず城の探索でもどうじゃ、第2王子‥‥リーラスは今出掛けてるんじゃ」

「そうなの?じゃあ城探索しよっ」

「「「は~い」」」



「なぜ城探索をするのですか?イリス様はそう言うものに興味は無さそうですけど」


 グラジオラスが質問してくる。こいつ表では良い面しやがって。

 因みに王は仕事に戻ってった。


「ハア‥‥、単純な事だよ。父上が何も説明せずに第2王子と会ってこいなんて言う訳‥‥ない‥‥か?‥‥‥いや言いそう‥‥どうしよ、自信失くなってきた」

「ハハッ、父上のこの人望のなさよ」

「面白いですね」

「一応国王では?」


 それぞれの感想を口にしているが、これがバレたら最悪なことになるのだ。


「まあ、一応父上に何か考えがあったとして、道でも部屋でも覚えてた方が有利でしょ~」

「なるほど、いざとなったら逃げるための通路も確保しときましょう」

「そんな事にならないようにして下さい」


 下らないことを喋っていると、ドアに鍵が掛かっている部屋を見つけた。


「あれ、ここだけ部屋にカギついてる」

「本当ですね、プライベートを覗かれたくないタイプの人ですかね」

「いや、ロベリア様‥‥、鍵穴が三個に鎖までついてる部屋がプライベートな訳ないでしょう」

「そうかな~」


 確かに、プライベートと言うには頑丈すぎるな。この部屋には魔族でも封印しているのか?


「ま、我々には関係ないですよ。姉さん、早く行きましょう」

「は~い」


 イリス達が禍々しいオーラを放つ部屋から離れた。

 ガタッゴトッ

 4人はピシッと固まった。恐る恐る振り返れば、鎖が落ち、ギィィィィと音を立てながら扉が開いた。

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