不安で心配です。。
普通のナレーション視点です。
計画の内容で協力してもらう為、2人は技術開発の研究員を紹介してもらえる事になった。
のだが。。
「ここですよ。 安藤さん。 安藤さーんっ。 ーー。安藤さんっ!」
その人は死んだように寝ていた。
「起きろぉっ!」
殴られた。
「「・・・・・・。」」
「いやぁ、こんな所にようこそ。 時間の感覚がどうもなくてねぇ。 あー適当に座って。 何かあったかなぁ~。」
「「お構いなく。。」」
研究員には個人の部屋があるようだが、この人はここに住んでいるらしい。
江澄拓実は紹介が終わると、また迎えに来るからそれまでここに居てね、と行ってしまった。
残された2人は思った。
「「(この人、大丈夫?)」」
と。
どうでもいい下っ端を与えられた感がある。 服はヨレ、髪はボサボサ、髭は伸び、眼鏡もズレている。
部屋は資料だらけだが、食べかけの食料や毛布がそこら辺に置かれている。
2人はベッドにしているであろうソファーに座り、本人はデスク用の椅子に座った。
「こんなのしかなくてごめんねぇ。 滅多にお客さんなんて来ないからぁ。」
「いえ。。」
「・・・。(コレ、洗ってあるのかな・・?)」
「これでもちょっとは掃除したんだよぉ?」
これで? と思う。
「 んー。 えーと、 それで社長の紹介で来たんだっけぇ? 要件は何かなぁー?」
とインスタントコーヒーに口をつける。
「 手紙を届けられる、小さなカプセルを作って欲しいんです。 後、それを飛ばせる武器を兼ねた飛び道具を。」
「んん? 不思議な依頼だねぇ。 お手紙を何処に飛ばすんだい?」
「次元を超えた向こうの世界に、です。」
「・・・・・・。 なんだって?」
飲んでた動作を止めた。
「 俺たち、別の世界から来たんです。アンフォーンによって。 ですから手紙を自分たちの世界に届けたいんですが・・・ っ!」
安藤さんはキャスター付きの椅子から落ちかけた。
咄嗟に森原が手を出して支え、元に戻した。
その手は安藤に触れてはいなかったが、特に気にされなかった。
「あぁー、ごめんねぇ。 びっくりしちゃってぇ。。 いやぁ、、今そんな事になってるの? 僕全く知らなかったよぉ。 いやぁ、・・・、異世界ねぇ。。ーーー面白いね。 興味あるね。」
目に力が宿る。 緩い感じがちょっと無くなり。なんかわからないが、ウキウキしてるようだ。
「 異世界って言っても同じ人にしか見えないね。 異世界ってどんな所?こことはやっぱり違うんだろうねぇ? 」
興味津々である。
「はあ・・。いえ、俺たちが来たのは別次元の日本で、アンフォーンがいなかった頃のこちらとよく似ている所です。」
「ほうほう。 で、 どうやってこっちに? 詳しく。」
そこで経緯を話した。
「へーぇ。 なるほどねぇ。 社長も折れるとか、君たちやるねぇー。 いや知らないってスゴイねぇ。」
はっはっはっ、と笑う。
感心してるが褒めてるのかどうか。
「 いいよ君たち。 作ってみようじゃないか。」
「!」
「ありがとうございますっ。」
気分が乗ったようだ。
「 夢があるよねぇ。 次元の向こうに手紙を送るとか。 」
ウフフと笑ってやる気があって何より。
それからどんな感じにするか話を詰めて、片付けを手伝って、迎えが来るまで待った。
試作が出来るまで1週間から10日ほどかかるだろうとの事なので、護衛を付けられた。
それはあの時助けてくれたお面の者達を含んだ6人。
彼らはまだ訓練生だが、トップクラスの優秀な者達で、現場にも出動するのだ。
その彼らと面会した。
「よろしく。」
「どうもー。」
「面倒くせぇ。」
「大人しくしていて下さいね。」
「ねぇ僕先帰っていい?」
「・・・。」
概ね歓迎されてないのが分かった。
「「・・・よろしくお願いします。」」
不安で心配だ。。
安藤さんは食指が向けば優秀な研究員。 かな・・・。




