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 繋がる現代ファンタジー   作者: TAREさん
5/18

考えの方向は合っているのか。。

*知ってる前提の話題が出てきます。

 元の地球も創作が入っています。


 次の日はアンフォーンとアフェスプについて調べた。

歴史書でも読んだが元々居た存在ではなかったようだ。

およそ50年前、突然事件は起きた。最初は大国の○○ダホ州の農園。

数件程度の怪事件だった。

対岸の火事とその頃は様子を見ていた国々。

だがその数ヶ月後には世界中の大事件に発展していた。

わが身に降りかかった事で上へ下への大騒ぎに。

安全な地を求め逃げる人々、国に助けを求め、責任を問う人達。

しかしこんな事態を国が想定出来たはずもなく、更に追い詰められる事に。


対応策がなかった。 武器という武器を使い、テクノロジーを駆使して開発するも決定打までには至らず、人々が暮らす土地は狭められていった。

国は苦悩し、絶望し、このまま滅びるのかと、未来を暗い思いが占めていた。

その時だ。 人類に変化が現れた。

力を持った子供たちが産まれてきたのだ。

全員ではではないものの、その力は有効だったのだ。

飛びつかない訳がなかった。 希望をそこに見出したのだから。

最初に発現し、現状を打破した国を皮切りに、まだ国として成り立っていた国々は取り組んだ。

どこの国・地域も疲弊ひへいし、その形は失われていたし、消えた国すらある。大国でさえ3分の1以下にまで減らされ、現在なんとか維持しているらしい。

日本も47あった都道府県は今や10もない事になっていた。しかも、首都がないと言う。 その時の政府は機能していなかっただろう。

今は少しずれて隣りの県に移っていた。


アフェスプの設立もその頃にされ、異能力者の訓練校が出来た。

対抗出来るのは当時は子供たちしかおらず、心苦しいながらも前線に出すしかなかった。

今では体制も整い大人の部隊が出来たが、その能力次第ではまだ見習いの10代も出ている。人材は国が確保する為、親から離れれば守られる側と異能力者の接点はあまりなくなる。


 ヒーローであるはずの彼らは非難を受ける事がよくある。

アンフォーンの次に恐れられる存在として。そして被害が出続ける事への不満。

指導方法や子供を戦闘者とすることへの忌避感。

対して異能力者も、能力がある事への特別視、一般者を無能と軽蔑する傾向。

また能力の強さでも優越の差を持つ者もいる。




「なぁ、何でこんなに似てるのに、こんなに違う事になってるんだろうな。」

ご飯を食べながら情報を整理して思う。

因みに自分たちがアンフォーンと間違われたのは、人間そっくりさんもいるためだった。


ナニソレ コワイ。


疑いが晴れたのは、物から記憶を読み取る異能力者がいたからというのもあった模様。

それは良かったが、自分たちの立場がそれで良いのかと言うと違う。

こんなに差別がある中で、今俺達は異能力者側にいるのだ。

当然そんな力があるはずもないのに。

しかし帰る為にはそうしなくてはならないと森原君は言う。

俺には案がサッパリないが、気持ちや理由は分かる。

アンフォーンと一番近くで接点を持っている、アフェスプとの接点を切り離されたくないのだ。遭遇したくはないが、原因がアレだし、一般人として離されればもう詳しい情報も得られなくなるだろう。物理的にはイヤだが立場は近くにいたいと言うこと。

ただ非常に肩身が狭そう。イジメられそうで今からビクビクしている。


「確かに不思議だね。アンフォーンが何処から来たとか、どうしてなのかとか、分からない事はまだある。 けど俺たちがこっちに来てしまったと言う事は、次元が歪んで繋がったと言う事。アンフォーンにはそういう能力があるって事だよね。」

「それSF? 宇宙人の侵略、的な?」

「う~ん。 その見解はしてるだろうね。」

「知能もある人型アンフォーンは何を考えているんだろうな。狩場なら悪趣味。 ーーそう言えば俺たちの所でもあったよなぁ。ルーズ・・ラー?だったっけ?大変だったよなぁ。 その後もなんか怪物が出たってニュースでやってたけど、それはすぐなくなったな。 でも、そのまま続いてたらと思うと・・ゾッとする。 ーーここはそれを50年以上やってんだな。すげぇよ。」

「そうだね。」


 俺たちの世界でも似た事はあった。存在は違うと思うけど、あれも世界中が

混乱した歴史に残る事だった。そんな昔の事じゃない、高校生の時だ。なのにもう普通の生活を忘れたように送っている。

報道陣の命懸けとか、軍人さんに怒られているのが鬼気迫っていたのを覚えている。ここに比べたらたった数ヶ月だったが、それでも不安で心折れそうだった。

人は元の状態を求める。 ここの人達にどれだけの苦闘があったかなんて、想像もつかない。


「この後はどうする?まだ何か調べるか?」

「んん。 これ以上は現時点ではもう分からないな。基本的な事は分かったと思うし。」

「じゃあ直談判か? でも、協力してくれると思うか?」

「まずあちらの意向を聞いて、それからお願いするしかないね。どうあがいても俺たちの自由はあちらが握っているんだし。部外者だって認識は仕方ない。」

「まぁ。。   具体的に協力って、何してもらうつもりだ?」

「そこなんだよね。原因が分かっても一か八かで突っ込むのは安全じゃない。」

「それは激しく同意。」

「っとすると、手紙を送ってみるのが無難かなって思う。大変ではあるけど。」

「手紙? 届くかは分からないけど、送ってどうするんだ?確かめることも出来ないし、アンフォーン絡みでやり取りとか厳しいと思うし? 相手に知られるのもヤバいだろ?」

「うん。そこは上手くやるしかないね。物が用意出来れば俺が行ってもいいと思ってる。」

!?

「えっ?」

「確信はないけど、こっちに来てから落ち着いて考えて、と言うか思い出してみたんだ。いつこっちに来たかその境目が分からなかったんだけど、何度か現場に立ち会えば感覚を掴めるかもしれない。」


ナニイッテルノ?


「いやいやいやっ、危ないってっ、死ぬかもしれないっ。」

「だからそこは協力してもらうんだよ。出来る事はしないとね。」

君一般人だからっ。 一般人の概念どこ置いてきたのっ?

「こちらがお世話になってお願いするには、向こうにもメリットが必要だ。協力してもいいかなって思ってもらわないと。向こうは体張って命かけて守りたいものを守ってる。甘えてじゃあよろしく戦って来てねなんて言える立場じゃない。きっと文句は言われるし、言わなくても心で、態度で不満に出す。帰りたければ勝手に帰って平和に生きろと、厄介者なら関わるなと、何で関係ない者の為に命懸けなくちゃいけないと。 拒絶されるかもしれない。」

・・・・・・。

「俺たちは自分で出来る事、やらないといけない事を提示して、誠意と行動で示す必要があります。ここは厳しい世界と思って丁度いい。俺たちは信頼も何もない。やってもらって当たり前なんて、きっと相手を不快にさせる。」

「まぁ・・、それも分かるけど・・・。」

「今が当たり前の生活でも、戦う事を好きに選んで産まれて来た訳じゃない。能力があるからそのように分けられた。特別なんだ、必要とされている、自分には価値があるんだと、そう育てられるのは、そう考えないと心の安定がとれないのかもね。。」

・・・・・・。

「 で、でもさ・・、それで無謀になるのは・・違くないか?・・」

言いたいことは分かるんだけど、それは無茶、無謀、出来る事に入ってないから。な?

「 布池さん、 怖いものは怖いままでいいです。慣れるものじゃないし。  必ず守ります。だから、 頑張りましょうっ。」

・・・・・・・・・・・・。






聞いてたっ!?


「大丈夫。」


何がっ!?     どこがっ!?



 

森原君 ちょっと暴走?

彼の過去からの経験がそうさせていますが、その立場?も関係しています。

次回に期待。。


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