来ちゃったよ~ 宣言。。
森原と天宮はあの後社長に会い、深くお礼をされた。報告を受けても半ば信じられない事だが、それでも現実アンフォーンは消えているのだ。その目で見ていた井ノ原からは、人型も一撃であっさり倒したと言うのだからその信憑性は高い。
このままでは押されてどうなっていたかなど考えるまでもない事だった。それこそ今以上の死者が出ていた事は確実。
今頃他の所ではこの突然の出来事の原因でも調査している事だろう。新兵器か何かかと。それがたった1人によるものなどと誰も思わないだろうが。。
天宮は森原と布池を迎えに来たのだが、今しばらくはお世話になる事になった。
自分たちの世界にも影響が出てるから、じゃあサヨナラとはいかないのだ。
布池だけ帰しても夜は怖いだろう事を考えれば、ここで解決をしておきたい。
社長としてはそれを歓迎した。一騎当千以上の戦力だ。今回の様な事がまたあると考えなくてはならない。そういう訳で森原と布池は引き続きお世話になる事に。
布池に関しては異能力者ではなくても、貴重な存在として認知していたので否はなかった。彼は普通である故に普通に接するからこそ貴重なのだ。
「布池さんっ!」
「森原君っ。 良かった、無事に何とかなったんだな。」
シェルターから出た後、その姿を見てホッとし生還を喜ぶ。
「うん、他の皆も無事だよ。今はもう休んでる。」
「そうか。。本当に良かった。」
心から。
「それでね、紹介する人がいるんだ。」
そう言ってそこに居る人を見る。
「俺たちと同じ所から来た、、」
「天宮 葵です。初めまして。」
・・・・・・。
「えぇっ!?」
そして。
「葵さんは、俺が手紙を送った相手なんですよ。」
「ええぇっ!?」
そうなのかっ?
「え? いいのか? それは、、いいの?」
「来てもらう為に送ったんだからいいんですよ。あってます。」
あ、そう・・だよね?
「来ちゃったよ~~。」
「・・・えぇ~~~。。」
軽い。え。そんなノリ??
「ここに来る前に社長さんと会って話したんだけど、葵さんも暫くここで一緒に生活することになりました。」
「よろしくね。」
「はあ・・。 え、それは何で?」
お迎えなんだよね?
「んん~。向こうの安全が確認とれるまではこっちで待機って事になってね。 事情が事情なので、大学の席はそのままになってるよ。住居も。でもトラウマが心配だから、同じ場所の生活が難しい場合は引っ越しも手配出来るからね。安心して下さい。 ただ、アルバイト先はもう一度探してもらわないといけないですが。」
「あぁー。 いえ、大丈夫です。なんかこちらこそすみません。 でも安心しました。向こうではどうなっているのかとか、気になってたから・・。」
「必ず送り届けます。」
「ありがとう。よろしくお願いします。」
やっと戻れそうだ。それがこことの別れではあるが、懐かしい場所に帰れるのは嬉しい。それはただの願うだけの希望ではなく、地に足をつけた、実感の伴う希望だった。
「よし、じゃあ何か食べましょう?もうお腹ペコペコで。」
「いいね。 それに透渡君は今日は早めに休んだ方がいい。かなり疲れてるでしょう?」
「・・はい。そうします。 ・・っと言うか、葵さんもあれだけやってまだ余裕なんですか?」
「あはは。まぁ俺も明日は昼まで寝てるかもね。」
そんな事を話しながら移動した。
3人は一緒にご飯を食べた後は、案内によって部屋に。天宮は2人に続いた隣り部屋だった。 また明日と挨拶をしてそれぞれ中に入った。
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「ー、 もういいよ。早かったね。」
寝る支度をして、部屋に魔法でガードをするとベッドに腰掛けそう呼びかけた天宮。
すると前方の床からスルッと出て来たのは黒い猫。っと言ってもその大きさは大型犬並で、成人男性の腰辺りまである。
「施令、それでどうだった?」
そう問われた黒猫は口を開かず答える。
” この世界でアンフォーンと呼ばれしものは、異界より来しもので間違いなし。更に、星から来たものでもない。 ”
「っと言う事はそっち関係なの? 俺も見て退治したけれど、ルーズラーとは違って知恵がついたバージョンって感じだったかな。」
” 是。 その存在は似て近く思われるが、心を喰うものに非ず。その糧は肉。その存在はウイルス、と我が主は認識されました。 ”
「・・・。 肉体がないのにね・・。 ウイルスの表現は次元を渡って手を出しているからかな? で、それって無限に増殖する系なの?」
” 否。 糧を得られなければよい。又は殲滅。 ”
「う~~ん。 難しいね。ここだけ守っても他に行かれちゃうし、かなりの数だよ?すでにここだけとも限らないしねぇ。 どうしようか。。」
困ったと頭を捻っていると。
” それでしたら、我が主が手を貸すそうです。 ”
「ホントっ?それは助かるよ。」
前のめりに言う。
” アオイ様はここを守るだけで宜しいと、後は我が主が掃除なさいます。 ”
「掃除・・・。 流石 軽く言うよねぇ。」
呆れる。。
「分かった。いつ頃やればいい?」
” 3日後はいかがでしょう。 ”
「いいよ。じゃあこっちの夜明けにやろう。」
” 御意。 ”
施令と呼ばれた黒猫は、出て来たと同じくするりと床に消えた。。
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天宮 葵は何者か?
自称 一般人です。
後輩が後輩なら、先輩も先輩だよね。




