地下はロマンだそうです。。
その人は空から降って来るように降りてきた。
ずっと待っていた。
信じていた。
必ず助けに来てくれると。。
「~~~~~~っ。 葵さんっ・・。」
もう、 大丈夫。
「後は任せてっ。」
「 はいっ! 」
森原は下がって井ノ原の所まで来た。
「・・・、森原さん? あの人は・・?」
誰?
「俺の先輩です。 救助の腕前は世界一と言ってもいいと言われています。 もう大丈夫ですよ。」
そう紹介されている本人は、見たこともない力を使って人型に少し話しかけた後、あっさりと倒してしまった。
「!!・・・・・・。 森原さん? あの人、・・どんな人?・・」
「・・・。とってもスゴイ、救助隊員ですっ。」
「・・・・・・。」
スゴイのは見て分かった。
「透渡くーーーん! 間に合って良かった~。心配したよ~。」
駆けてきてぎゅう~っと抱きしめる。
「はい。 きっと来てくれる、大丈夫だって信じてました。」
「うんうんっ。 海道さんや皆もすごく心配してて、探してたんだよ。まさか、別次元の地球にいるなんてっ。」
「葵さん、長期任務だって知ってたから、何年か先になるかもって思ってました。」
「うんそうなの。でも1年もかからずに終わってね。李輝が現地まで迎えに来た時はビックリしたよ。」
「そうでしたか。」
「うん、それでー、、、 これはいつもの光景なの?」
と周りを見る。
「いえ。数日前に奇襲を受けて、それから昼夜問わずに続いているんです。
正直これ以上戦うのは無理な状態です。」
これが日常なんて恐ろしい。
「そう。 ならお手伝いしようか?」
「よろしくお願いします。」
遠慮なく。
「よろしくお願いされます。 じゃあ少し行って来るから待っててね。」
「はい、いってらっしゃい。」
上空に飛んで行くのを見送る。
で。
「 森原さん・・・、 説明を。 」
「え? 何をですか?」
「・・・、いろいろです。」
「?」
すると上空から、もの凄い力が放たれた。
「!?・・・・・・。」
桁外れの威力はアンフォーンをその一瞬で消し去っていった。巨大なアンフォーンも3撃目で消していた。
「・・・・・・。 森原さん・・・ 今のは・・?」
「んーー。 魔法ですね。」
「・・・・・・・・・・・・は?」
「魔法です。 因みに空を飛んでるのは超能力の方です。」
「・・・・・・・・・・・・。」
井ノ原の人生でもこんなに呆けたのは初めてだと思う。
規格外だ。
「あーっ、いたいたぁーー。」
いつもの知り合いメンバーが来た。
「何か知らねぇけど助かったのか?」
「ねぇねぇあれ誰なの? 知ってる?」
集まって来た所で、その本人も来た。
「お帰りなさーい!」
と手を振る森原。
「え?」
「知り合い・・?」
あんな人居たっけ?? と首を傾げる。
「ただいまー。 取りあえず今ので一息は吐けると思うよ。」
「ありがとうございます。 助かりました。」
「いいよ。」
そして知らない人もいるので自己紹介。
「天宮 葵です。透渡君と同じ所から来ました。よろしくお願いします。」
にこやかに挨拶。
そして森原が井ノ原たちを紹介した。
「そう、一緒にいてくれてありがとうね。」
「いえ、任務ですので。」
「それでも仲良くしてくれてありがとう。 あ、そう言えば透渡君、もう1人の人は何処にいるの?」
「それならアンダーグラウンドにいますよ。今はそこのシェルターに避難しています。」
そう言った瞬間、彼、天宮の目がきらりん、と光ったようだ。
「アンダーグラウンドっ! つまり地下都市だねっ? 行こうっ、今すぐに行こうっ。 ロマンが待ってる!」
一気に夢が広がってしまった様子に、森原は苦笑う。
「では歩いて行きましょうか。まだ力が回復していないので、この人数を一度には無理ですから。」
と言うと。
「あ、それなら案内して下さい。俺が飛ばしますから。」
そう言ってそこにいる全員を浮かび上がらせ、フワリと上昇する。
「「っ!??」」
「はーい、不安な人は手を繋いで下さいねー。 それでえっとぉ、井ノ原君?どっちに行けばいいかな?」
「・・・あ、えっと、、 あちら、です。 」
指をさす。
「了解っ。 じゃあ行っくよ~~~っ!」
「あっ。 葵さんっ、ゆっくりでっ、 ゆっくり飛んで下さーーいっ!」
「大丈夫 任せてーー!」
「ぅわあ~っ。」
とお任せした結果。。。
「到着ー、でいいのかな? なかなか楽しいフライトだったねっ♪」
全員足を地につけた途端、しゃがみ込んだ。
「・・・・・・、久しぶりに、葵さんの自由ジェットコースターを、味わいました。。」
ダウン。
「ちょっと・・・、何なのさ・・・。」
「森原さん・・、あなたのご先輩は、どうなっているんでしょうか・・・?」
他もダウンです。
「えーーと。。 飛ぶのが好きでして、、 しかも今、ちょっとテンションが高いみたいです。。 あ、仕事はちゃんとする真面目な先輩なんですよ。」
一応フォローする。
「ねぇねぇっ、地下の入り口は何処かなぁっ? このマンホール? それともぉ、隠されたエレベーターがっ?」
ロマンを追いかけているため、暫く続きそうだ。。
この話も後 数話で終わるかと思います。
あとちょっとのお付き合いをよろしくお願いします。




