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 繋がる現代ファンタジー   作者: TAREさん
13/18

やっと来た。。

 アンフォーンの大量奇襲から4日目。

誰もが暗く厳しい表情で、疲労困憊ひろうこんぱいだった。

それでも戦える者は皆立ち向かうしかない。


しかしそれを嘲笑あざわらうかの様に人型が確認され、一気に重傷者が増えた。

上部もそれは懸念していたが、こちらの被害が多く頭を痛める。

しかしこの世界の者は知らなかった。


アンフォーンの全容を。。




「なっ・・!?」

「何だあれはっ!?」

「デカすぎるだろっ!!」

「あんなん見たことねぇぞっ!?」


ビルより大きなその姿に、多くの者が驚愕きょうがくし、敵の強大さに戦慄せんりつした。

敵はまだまだ本気ではなかった。それを見せつけられた。

倒す力があるからと言って、これ以上どうすればいいと言うのか。

絶望の文字が浮かぶ。


「アレ・・ヤバいっしょ・・・。」

「これ以上 人員は割けない。。」

ギュッと拳を握る。


武器は自分の能力だけ。 敵はどんどん来る上に新手まで登場。

この世界はもう駄目なのか。 このまま押し潰されてしまうのか。

自分たちの居場所すら守れないのか。

悔しい。     悔しいっ。

戦いながら嚙み締める。 こんなに戦っているのに、どうして終わらないのか。

今まで頑張って来たのは何だったのか。。


「くそっ!」

「こんなんでっ   諦められるかぁーーーっ!!」


自分たちの出来る事をやるしかない。

しかし、諦めなくても現実が突き詰める。   追い込んでゆく。


力の限界。。


自分たちが倒れれば世界が終わる。

戦って何とかして来た。 自分たちでフォローし合って来た。

けれど今、


自分たちが助けを求めている。


自分たちが助けを求めたら、一体誰が自分たちを救うのだろう?

もう誰もいない。     他には誰も。。




「大丈夫ですかっ?」

駆け付けたのは森原。

「・・いや、 この状況だ。 引くに引けない。。」

「分かってます。でも引かないと。 これ以上は体がもちませんよっ。」

「分かっていますっ・・。」

分かっている。でもその決断が出来ないのだと言う顔の井ノ原。

「・・・・・・。 引くのも勇気です。退き際を誤ったら守れません。諦めてないのなら なおの事っ・・・ っ!?」

言ってる途中で森原が何かに気付き、咄嗟に違う方向を向いて構える。

その次の瞬間、数m飛ばされる。

「っ!? 森原さんっ!?  !あ゛ぁっっ!!?」

井ノ原が首をつかまれる。     人型だ。

「ぐぅっっ・・・!」


死ぬのか。     そう思った時、その手が離れた。


森原が射撃して助けてくれたようだ。 咳き込んで身を崩す。

人型は一度距離を置いた。


「・・・すまない。 助かった。。」

「いえ。 それより力の方はまだいけますか?」

相手から目を離すことなく会話する。

「・・・、 すまない。 ちょっと無理そうだ。 」

「・・・。仕方ありません。回復するまで時間を稼ぎましょう。」


人型の厄介なとこは、その力も強いことながら、相手の力の吸収でもある。

なので容易に近づいて触れられるのを避ける。


「1人では無理だ。 飛び道具ももうそんなに数がないでしょう。」

「えぇ、・・・。でも、死ななければいいでしょうっ。」

そう言って相手をしに行く。

「無茶だっ!」


人型は4人から10人で相手している。森原の実力は並の上くらい。能力としても真ん中だ。1人では無理。

井ノ原は近くに誰かいないかと探すが、戦闘音は聴こえるものの呼べる所にはいないようだ。それに皆手が離せない。

直ぐに退けば良かったと思っても後悔は先に立たずだ。



森原はやはり苦戦していた。

「(絶対に負けないっ。守るっ!   そして、 帰るっ!!)」

必ず助けは来る。 絶対に大丈夫。 と自らを鼓舞こぶする。

それでも頭では、そんなに長くはもたないだろうと理解していた。


「(早く!     早くっ!!)」

それは二重の意味。

力の回復と、  仲間の迎え。。




 その時、   携帯が鳴る。

< ~~~♪ ~~~♪ ~~~♪ >


「っ!?」


まさか今っ? っと思う。

その時 直感した。


今だ、と。


そして・・・。



「葵さんっ!   俺はここです!!   俺はっ、」


「ここにいるぅーーーーーーっっ!!!」


全力の叫び。



他から見たら、何を叫んでいるのかと思うだろう。

人型の相手もわからないなりに怯む。


しかし森原は確信した。


繋がったと。


それだけで力が湧いてくる。




そして。。。




「     お待たせっ!     」




来た。


白ベースのコートっぽい上着を羽織って、その手に長い杖を持ち、上空から フワリ と降りてその人は着地した。。


そいて戦場に似合わないニッコリした顔をして、言った。


「よく頑張ったね。 助けに、そして、迎えに来たよ。   透渡君。」





ヒーローは最後に登場する。


この後もご都合仕様で進みます。


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