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帰還せし英雄たち、活動の下準備

大分長い間放置してしまい申し訳ありません、

やっとこさ少しずつですが書けそうなので書き始めます。


「さて・・・、帰って来れたのか」


ゲートを超え、光が消えたとき、そこは俺が消えた山小屋の前だった。

周りを見渡すと皆もいて、辺りを見回してた。


「ここが、ユーリの故郷の世界、リアリドですの?森の中のようですが・・・」


「科学、とかいうのが発展してるっていうからもっとごちゃごちゃしてるのかと思ったけど、案外普通なんだねぇ」


ルーメルとナナシがそういいながら薪割り台や井戸を見つめている。確かにこの山小屋だけならあっちと大差ないんだよなぁ・・・


「山の中だからな、さすがにこっちとはいえ、そこまでごちゃついてはないさ」


「そういうものなのですね、全部が全部話に聞く機械などであふれているのかと思いましたわ」


「井戸は普通に機能してるね~、水もかなり澄んでるよ~」


「おそらくこの地がゲートの近くだから、ではないでしょうか」


皆であれこれ言ってるとき、ふとフィリスがそういった。


「ゲートの」「近くだから?」


『何か関係があるの?』


「はい、おそらくここはあちらで言うマナ脈の中枢に近い場所なんだと思います、なので周りの環境がマナによって整えられているのではないでしょうか、それにゲートは再生の大樹の近くにありますから、それもあいまって開きかけのゲートが再生したマナを循環させ、環境整備の手伝いをしたのかと」


「つまり、ゲートの位置関係からここは汚染しにくくて、綺麗なままってことかな」


・・・ここで解説する必要がありそうなので説明すると、マナ脈っていうのは早い話水脈のマナ版だ、マナ脈が湧き出る場所が中枢って呼ばれてて、その場所に再生の大樹と呼ばれる不浄のマナ・・・術行使によって発生する汚染されたマナを取り込み、循環させ、綺麗なマナに戻して大気中に放出する機構を持った特殊な大樹を植え、成長させるのが俺らの旅の最終目標だったのさ。

元々はマナも汚染なんてされなかったんだがな・・・ある事情でそんなことになってしまったんだ。俺達・・・というか皆はその問題を解決して、マナを汚染しないクリーンな術を使えるようになったんだがな。


「ってそんなこと言ってる場合じゃないな。これからどうするかを考えないと」


俺は両親との約束を果たすって言うのもあるが、皆が来た理由はこの不浄問題を何とかするって目的で来たんだ、そこらへん話し合わないとな。


「俺は9月からまた学校が始まって自由に動けるかわかんねぇからな・・・あとお前らはこっちで活動するための服とか用意しないといけねぇし」


「服?今の、ダメ?」


「シェン(※イーシェンの愛称)お前な、その格好でうろつくとこっちじゃ完全に露出狂のそれだし、何よりお前ら・・・」


全員を見てきっぱりと言う。


「このままじゃお前ら只のコスプレと露出狂の集団なんだよな、挙句何人かは翼だの角だの猫耳だのしっぽだのと・・・」


種族特徴だから仕方ないとはいえこっちでは人間しかいないわけで、そうなるとイリアとティオ、良くてルシエルくらいしかまともに出歩けないだろう。現在の衣装で言うと鎧とかはずしてシャツとズボンだけになったティオくらいという始末だ。いや、イリアはローブの下普通の服だって言うのはわかるんだが、あっちでの普通であって、こっちでは普通ではないんだよな。


ナナシもちゃんと服着れば問題ないんだが、いかんせん角がある時点でアウトだ。


「まずは服・・・それからその翼とか隠す手段だな」


「それなら風魔法のインビジブルでどうにかならないの?」


「それは俺も考えたが、維持はどうするんだよ・・・」


ルシエルの意見はありなんだが、この風魔法インビジブルは姿を隠す術だ。しかしこれ効果時間が短くてこまめにかけなおさなきゃいけないんだよな


「そこは風石に術式を刻み込んでアクセサリに術を付与してしまえばいいと思います」


話を聞いてたフィリスが俺らにそう言って来た、それなら確かに問題はなさそうだが・・・


「準備「出来てますよ」早っ!?」


出来てるのかって聞こうと思ったら普通に取り出してきやがった、何時の間に・・・


「再生の民はこういった技術には強いんですよ、それにこちらに来ることは可能性として考えていましたから、実は準備してたんですよ、どうぞ皆さんこれを身に着けていれば隠せるはずです」


はい。といいながら皆に風石の付いた指輪を渡すフィリス、さすがというかなんと言うか・・・


「もう全部こいつ一人でいいんじゃないか・・・?」


「確かにアタイも思ったけど口にしちゃいけない事象だよ。おぉ、ホントに消えた。どれどれ、構造は・・・」


もらった指輪をつけながらツッコミを入れてくるナナシ。しかも職人魂に火がついて調べ始めやがった・・・


「その内あっちで使ってた飛空挺すら持ち出して来そうだなおい・・・」


そんな未来が予測できてしまうのは、俺だけだろうか。





--------------------


「ひとまず、服の確保だな、駅のほうに行けばショッピングモールがあるからそこでひとまず服の確保だ」


全員に防具をはずしてもらってとりあえずは、問題ない?格好になってもらった。


「んじゃ買い物に行くぞ、俺とティオは一緒に買うとして、そっちチームは・・・ナナシ、お前に全責任を押し付ける」


「アタイか」


「お前だ」


「とりあえずアタイに押し付ければ何とかなるとか思ってないか、ユーリ」


「この面子だと一番安心して預けられるんだよ、頼んだぜ」


「・・・後で鍛冶技術の書物を所望するよ」


「もちろん、報酬は出すさ」


というわけで買い物チームを男子チーム女子チームに分け、女子チームはナナシに金を預けることに。


「さて、行くぞ」


「・・・ねぇ、ユーリ?」


「何だ?アーシェ」


「なんで急に髪の毛ぼさぼさにしてさらにそんな分厚いめがねつけたの?」


「あぁ、あんまり顔見せたくなくてな。こっちだとずーっとこのスタイルなんだ、地味だから変に絡まれないしな」


俺は早速外に出るときのぼさぼさスタイルに変わった。皆は不服そうだが。


「で、早くも到着」


「誰に言ってるの?ユーリ」


「気にスンナ、とりあえず時計の見かたはわかったよな?」


道すがら金の数え方、価値、それと時計の見かたを教えておいたのだ。


「にゃ、しっかり覚えてるよ」


「じゃあ今は何時何分だ?」


時計は短い針が11と12の間辺り、長い針が5を指している


「5時11分!!」


「・・・短い針が時、分が長い針だぞ」


「11時5分!」


「・・・マナモ、後で特別講習な」


「にゃんでっ!?」


「先が思いやられますわ・・・忘れましたの?短い針が時刻みで数字を指している場合はその数字のまま、長い針の場合分刻みで、12で0、1で5、2で10といった風に12を5刻み最終的に60で数えるとこの場合11時25分ですわ。あと最終的に一日は24時間、お昼の12時までが午前、夜の12時までが午後、ですわよね?」


「正解だ、時計はあちこちにあるからそうだな、12時30分、いまから一時間後にこの場所に集合だ。いいな?」


『了解!』


「うっし、んじゃ行くぞ、ティオ」


「うん!ユーリ兄ぃと一緒!!」


女子チームと離れ、各自服を見に移動俺らはとりあえず男性向けの服が多い場所に向かう


「予算はある程度あるから何着か好きに見繕って来い、俺も適当に服見てるから」


「わかった~」


そういいながら服を見に行くティオ、さて、俺も適当に服を見てくかねぇ。





----------------




「これでどうかな?」


「ん、いいんじゃねぇか?」


ティオが試着して出てきたのは白いTシャツの上に袖なしの黒パーカーそれと紺の長ズボンだ。


「それで決まりか?」


「うん、とりあえず後はこれと似たようなのいくつか欲しいかな~」


「わかった、んじゃ先レジいってるから欲しいのもってこい」


「は~い」


んなわけで買い物が終わったわけだが・・・


「やっぱ俺らはそんなに迷いもしないから結構早いな」


時間はまだ12時5分くらい、ぜんぜん時間がある。


「ちょっと店見て回りながら集合場所向かうか」


というわけでティオを連れて店めぐりをしてたんだが・・・


「やめてください!!」


「いいじゃねぇか、な?」


「ほら、行こうぜ!!」


「いやです!放して・・・!!」


やれやれ、面倒ごとは向こうから来るのかねぇ・・・




毎日までは行かないにせよ今度こそ細々更新して行きたいと思います。

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