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さて、王に会おうぜ!

さっさと王に会って、資金と装備を貰おう!


『そうだな』


「あれ?何事も無かったかの様に話が進んでいく?」


なあ覇王、女神は何を言っているんだ?

事件なんて何も無かったし、危機が迫っている訳でもないよな?


『久しぶりに理想郷から出て、混乱しているのではないか?』


うん、きっとそうだな。

あそこは本当に「理想的」な場所だったから、人間の王国(こんな所)に来て混乱しているに違い無い。


「数日前まで一般人だったのに、人間という種族を丸ごと敵に回しかねない発言ですね…」


まあ、混乱してる女神の話は置いといて…覇王、この挽き肉子片してくれないか?


『K』


あ、マント汚れたりしないか?


『NP』


覇王がそう言うと、次の瞬間廊下に有機物は無くなっていた。

…覇王を止めなかった衛兵も含めて。


「ついさっきまで生きていた人の亡骸を前に、挽き肉なんて。やっぱり、覇王さんの端末なだけありますね…」


端末なだけある?


「覇王さんは、身内以外に関心を寄せる事など滅多にありません。故に、衛兵さんを虫けらの如く殺せるのです。そして、その端末も似た考えの人が多いのですよ?ダークさんみたいな、冷酷な人が」


冷酷とは失礼な、覇王が倒れた時は滅茶苦茶動揺したし、泣き喚いたんだぞ?


『女神よ…何故「覇王」なのだ?』



ん?女神は、普段から覇王って呼んでるんじゃないのか?


『む?普段は「主」だぞ?』


「ちょっ!良いんですか!?」


『ダークは先日までは一般人だったが…端末で、身内だろう?隠す必要は無いと思うが…』


「そうですが…覇王さんが無用心だから、私が用心するしかないじゃないですか。ダークさん、()と覇王さんの繋がりは無いという事になっているので他言無用ですよ」


『「身内」のお前らが俺を止められないんだ、「有象無象」が何を企み、何をしようと無駄だろう?いくら絶望しようが、何を夢見ようが』


要するに、神は人間達に「反覇王」の勢力と考えられている訳だから、人間の希望をへし折る様な事を口にするなってか?

でもな…もし神と端末が全力で挑むとしても、覇王は「死 ぬ が よ い」に『殺れるもんなら殺ってみろ…!!』と返しながら画面内と画面外の弾幕、両方を避け続けるだろう。


「気持ちの問題ですよ、勝てなくても「勝てるかも!?」と思わせる事が大事なのです」


なるほど。

女神も結構酷くないか?

餌をチラつかせて、それに群がる人間(ケダモノ)共を見て楽しんでるって事だろ?


「私は人間が好きだと言いましたが、覇王さんに向ける好意と同じなんて言った覚えはありませんよ?」


…つまり?


「観察対象として、人間が好きという事ですよ?もしも人間全てが清廉潔白で、悪事など考えもつかない程に純粋無垢であれば…未遂に終わりましたが、覇王さんによる先程の蛮行も見て見ぬ振りをしたでしょう」


ん?もしかしなくても…覇王サイドにまともなヤツ、俺しかいない!?


『いや、女神も大概だが…お前も充分狂ってるからな?』

「少なくとも、ダークさんよりは私の方がマシだと思います」


なんだよ、まるで自分達は常識人みたいな事を…。



まあいいか、今は装備と資金を貰うのが先だ。

そう考え直し、俺は王がいるらしい部屋の扉を開けた。

さて、次回は旅立…てるでしょうか?(  ̄▽ ̄)

しかしですね?

最終目的地である、魔王城の最深部には既に辿り着いている訳ですよ。

焦る必要は無いと思いませんか?←w

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