ステータス…見られて大丈夫かな?
水晶から放たれた光は、俺の情報を読み取る物らしい。
その証拠に、俺の身体は頭の先から足の爪先まで、光が行ったり来たりしている。
一回読み取っただけで理解しろってのは、難しいか。
何往復したのか数えるのも面倒になり、されるがままに呆然と立…っているのも面倒になり座っていた俺に
「終わりましたぞ、勇者殿」
と、声がかかった。
覇王、このクソ長い読み込み時間何だよ…。
絶対に通信速度制限かかってんだろ、Wi-F◯使えよ!
『この世界に有ると思うか?』
お前なら作れると思うんだが?
『世界観が壊れるだろ?』
お前が居る時点でシリアスとは程遠くなるんだし、良くないか?
『……本気で言ってるなら考えるぞ?』
ごめんなさい、冗談です。
『うむ、宜しい』
「勇者ど…様、お疲れ様ですか?すぐに勇者様専用の従者に案内させますので、少々お待ち下さい!」
王の態度が急に変わった。
お疲れ様て…お疲れですか?だろ。
パニックに陥る程のステータスか?
それとも、女神の所で見たステータスと変わってるのか?
水晶に映った俺のステータス、特にスキル欄が気になるが…。
半ば強制的に部屋に案内された。
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名前「ダーク」
性格「末期」
全ステータス 「」
能力 「」
称号 「」
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「宰相よ、ステータスが表記されないとは…何故だ?」
「可能性の話で良ければ、何かしらの力が働いていると考える事も出来るかと。
低すぎて、又は高すぎて表記されないという事であれば分かりやすいのですが…」
「ならば、扱い次第で国が危機に陥る可能性が有る訳か…。
どの様に扱うべきだと思う?」
「神から授かった神器で表せないという事は…神に匹敵する、又は神を超える力が働いている可能性が有ります。
ここは、初代国王の時代から王家に伝わる…【例の装備】を渡すべきかと」
「…怒りに触れる危険があるぞ?」
「あの装備も、神から授かった神器です。
ならば、その点だけを強調して押し付けましょう」
「それもそうか…正直、アレの扱いには困っていたのだ」
「でしょうね…」
「仲間はどうする?」
「多めに初期費用を渡し、それで探していただきましょう。
我が国から連れて行かれると困りますし…」
「よし、然り気無く冒険者ギルドへ行くように誘導しよう」
「王、性格の表記など初です。
それも末期…。
こちらは気にせずとも良いので?」
「では、どのように対策を立てれば良い?」
「……」
「今から対策を講じたいのは山々だが、あの勇者殿は良く分からない。
ここは様子を見る他ないだろう…」
やっと主人公が休める…( ̄▽ ̄;)お疲れ
本当にお疲れだよ!
女神に始まり、ドラゴン、魔王、国王…
何?俺に恨みでもあんの?
やりたい事を後先考えずに詰め込んだらこうなりました(`・ω・´)キリッ
考えろよ…。
やらかしたとは思ってる、だけど後悔はしていない(^^)
…殴りたい、この笑顔。




