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47話 スカッド戦

残り5隻!間髪入れず残りの艦隊へ全速!

「カリガ!」

ブルァアアアアアア!


「索敵!敵の状況!」

「敵は5隻!隊列を解除!各船ばらけました!」


さっきの部隊にはおそらく奴は乗っていなかった。


「スカッドの船はわかるか?」

「10時方向!600m!一番大きい船体だと思われます」

あれか!一際大きくて黒い船!一番奥だなぁ。。


ドドムッ!ドムッ!ドドドドムッ!

バシャァアアアン!


一列だった隊列は散会して、なりふり構わず大砲が飛んでくる。弾幕で近寄らせない作戦だ。

敵船までだいぶ遠い。一隻ずつ行くか…いやいや!ちょっと待て!


船に装甲付けるか!


ドドドムッ!バシャァアアアン!


上甲板を分厚い透明ポリカーボネートで覆い、船全体を鉄鋼に変更。

ついでにマストを削除。邪魔だ。


「バルジ!」


ズゥウウウウンッ


「うおっ……!」


一気に重量が増し、船が沈み込む。

頭も重く、フラつく。舵も効きにくい。速度も落ちた。


だがこれで突っ込んでいける!

しかも甲板全面をポリカーボーネートで覆ったからめっちゃ静かw


「みんな!今から奴らに突撃する!危ないから下のデッキに降りててくれ!」

「おいおいおい!正気か!?」

「正気だ!下にいれば安全だ!」

「なにいってんだ!こんな貴重な瞬間見逃してたまるか!早く突っ込め!」


バシィイイイ!


おお!初着弾!!!・・しなーい。


「うわぁっ!今どうなってんだこの船!」


防弾ポリカーボネートにヒビが入ったものの、砲弾を防いでくれた。いける!


「よし突っ込むぞ!皆船体につかまれ!カリガカリガカリガ!」


ズゥォオオオオオオオオ!!


お?カリガの重ね掛けでスピード上がったか?


まず一番近くの一隻。


「敵1時の方向100m!」


船員が叫ぶ!正面にとらえた。あちらは横舷を向けている。


「波動砲!」


ドヴォォォォォオオオオオオッ!


敵船は真っ二つになった。と同時にそのまま真っすぐ突っ込む!


「鉄鋼船の突撃を食らえ!」


ドゴォオオオンッバキバキバキッ!


「うわぁああああ!」


船はさらに粉々になった。


次!

「敵2時方向200m!」


水上ターン!

「グルーオン!」


うわー止まらない!舵が全然効かない!たのむ!曲がってくれぇええ!あ!そうだ。


「うずしお!」


この船の直下の海面を回すイメージ。どうだ!?


「うわぁぁああ!」


回った!船員達がGで吹っ飛ばされる!


落ちそうになった船員がいたが、甲板全体を覆う防弾ポリカーボネートが彼を守った。


正面捕捉!


「波動砲!」


ドゴォオオオンッ!!


「あと3隻!!前方300m!!あいつら逃げるぞ!」

「逃がさぁあん!カリガカリガカリガカリガァアアア!」


ズゥォオオオオオオオオ!!

めっちゃ加速する!‥あと100m !・・あと50m ・・とその時!


バキッ!


加速が止まった!どうした!



ドドドドムッ!

バシィイイッ!ガンッ!ゴワァアアアン!


敵の後方の大砲から砲弾が飛んできた!


砲弾は何発か直撃しているが、装甲が弾いてくれている。

しかし船が加速しない!奴らが離れていく!そうだ!


「モーセ!!」


敵の進路を横切る形で、海を割る。


「うぁあああああああ…」

ドオオオンッバキバキッ!


奴らの船は3隻とも海底に落ちて粉々になった。

沿岸なのでそれほど深くはないとおもうが。


割れている海が元に戻り始めている。

同時に底から大きな鳥とそれにつかまっている黒服の男が上がってきた。


「スカッドだ!」

「拘束スカッド!」


防弾ポリカを解除して、手にロープを出し、鳥をロープで拘束した。

鳥とスカッドはあっけなく海に落ちた。


「うおっ!」

ザバンッ!


海に落ちたスカッドをロープで拘束して、鳥とスカッドを皆で引き揚げた。


「うおぉおおおおお!すげぇぞハルミチさんよ!キャプテンスカッドをついに捕まえた!」

マントを脱がせて、身体検査をすると、ガチャガチャといろんなギミックが出てきた。


「絶対お前だと思ったぜ。必ず勝てる時と場所を選んだのによ。ほんとおっさんイカれてんな」

「お前もオッサンだろ」


「なぁ、これじゃカッコ付かねぇ。せめてサシで勝負しないか?」

「…いいぞ」

え?なんで俺承諾したん。いやなんだけど。


「おい!ハルミチさんよ!逃げられちまったら元も子もないぜ」

「そん時はまた縛り上げるから大丈夫です。皆さん手出ししないで下さいね」


スカッドの縄をほどいて、戦士の剣をスカッドに渡した。

「恩に着る。俺の部下がお前にいいようやられてなぁ。せめて一矢報いねぇとあいつらに申し訳ねぇんだ」

いつも真っ先に逃げといて今さら仁義かよ。


「虎徹」


ブンッ!


両手に刀を出した。振れる!軽い!


「お、おい!なんだその細い得物。しかも2本とかずるいじゃねぇか」

「かっこいいだろ?これが俺の戦い方だ。不満ならお前も二本持てばいい」

「チッ。イヤァアアッ!」


スカッドが飛びかかってきた。奴は左利き。

初手、下から切り上げてきた。俺は半身でかわす。

スカッドはそのまま左に回転し、背中を切りに来た。


キンッ!


左の刀で受け止め、奴の回転の逆向きに足を蹴り上げて、体勢を崩したところに、

右の刀で首を切り落とそうとしたが、かがんでかわされ、後方に下がった。


「チッ!」

「ハルミチやっちまえええ!」


とにかく逃げるのがうまい。殺意を敏感に察知できるんだろうな。めんどくさい。


「すぅ――」


ダンッ!


息を吐き、踏み込んだ!

一歩で奴の懐に飛び込めた!首めがけて刀を突く!


「ィイイ“ッ!」


ギンッ!


スカッドはギリギリでかわして下から剣で刀をはじく。


俺はそのまま右の刀を手放す。


左の刀を両手で持ち、切り上げる。


ジャキッ!!

「ァア”ッ!」


右腕を切り落とした。刀を振り上げて首を・・

「ま、まて!負けだ・・」


「うおぉお!すげぇ!」

「おぉおおおおおおおおお!」


皆狂喜乱舞だ。奴を再度ロープで縛って、傷をふさいでやった。

ワンチャン逃げられると困るので寝かせた。


さぁ帰るか!・・と思ったのもつかの間。


「どうするよ。マスト消えちまったしこの船前に進まねし」


そうだった…スクリューいかれたか?

マストとセイルは複雑すぎてとてもイメージできない。


「ちょっと船底見てくる」


ザバンッ!


潜って船底を見てみるとスクリューはもうなかった。割れて欠けた跡がある。

そういえばダイヤは硬いがすぐ割れる石だったな。


この辺は浅瀬なので底の岩に当たって割れたのか?


これこのまま修復して動くのだろうか…

「ブボボボッ!」

スクリューを修復してデッキに戻り、舵の魔法陣を見た。


「魔法陣が光ってない。カリガ!」


…動かない!やっぱそう都合よくはいかないか。動くのは壊れるまでって言ってたし。

波動砲を尻から出し続けてジェットエンジンみたいに・・などと思っていると、


「おお!警備船3隻発見!来てくれたのか!」


ルシェナが寄こしてくれたのか。助かった。海に投げ出された海賊達を捕獲して、

警備船2隻がこの船を引っ張ってくれた。


俺たちはヒューズナセルに戻って行った。


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