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恋 心 -Love-

【 狼炎 視点 】

※展開が速いので注意してください

※基本一人称で書いてあります

※突然、加筆修正いたしますのでご了承ください

 はっきり言って一目惚れだった




 長く艶やかの黒い髪の毛がそよ風に揺れている。

 衣服から出る肌は、象牙色で肌理が細かくとても滑らかそうだ。



 ただそこに立っているだけなのに気付いたら目が離せなくなっていた


 



 長年、対立していた天翔族てんしょうぞくとの戦いにようやく終局が見えてきた今日この頃。

 非戦闘区域である永世中立区から自分の住む部落に戻る途中、俺はそのと出会った。

 街道から少し離れた草原の中で、ぽつんと一人で立っていた彼女。

 何もするでもなく、ただ立っていた。

 いつもの俺なら気にすることもなく立ち去っていたはずなのに、何故か足が止まった。


 暫く、彼女を見つめていた。

 ただ、その後ろ姿を見つめていた。


 それだけなのに何故かホッとするような落ち着くような安らぎを覚える。


 何なんだ?


 言葉にしようもない、不可思議な感覚。

 しばらくして、彼女の顔を無性に見てみたくなった。

 だから、声をかけてから、彼女の目の前に立った。


 視線を合わせるためにかなり見下ろさなければならないほど、彼女は小柄だった。

 俺の声で我に返ったのか、彼女が顔をあげた。


 彼女の瞳の色は黒檀色エボニー


 その瞳にしっかり俺が映っているのが見える。

 俺を見上げる彼女の肌の色は想像していた通り、象牙色でとても肌理が細かく滑らか。

 名前を聞けば、警戒する風でもなくごく普通に『オウサカ ユウ』と名乗った。

 聞きなれない名前。

 地駒族ちこまぞくでは、まず聞いたことのない氏名うじな

 天翔族の者でも無いだろう。



 とても不思議な少女



 互いに名乗りあったあと会話もなくただ見つめあった。

 彼女は、その視線をそらすことなくまっすぐ俺を見つめくる。

 その澄みきった瞳に俺を映している。

 こんなにまじまじと見つめられたのは初めてだった。

 自分で言うのもなんだが、俺はかなり強面だ。

 目つきもあまり良い方ではない。

 故に、今まで俺とまともに視線を合わせる者がほとんどいなかった。

 居ても、親父かお袋のどちらかだ。

 だから、こんなに見つめられたは初めてで、妙に心臓がどきどきした。

 

 彼女の顔の造作はいたって普通。

 とりわけ美人でもなんでもない。

 自分の好みでは、無いはず。


 でも、目が離せない。

 とても愛おしさを覚える。



 このがほしい



 そう思った瞬間、気付いたら彼女に接吻キスをして


 求婚プロポーズしていた


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