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接 触 -Contact-

【 主人公 視点 】

※展開が早いですので注意してください

※基本一人称で書いてあります

※突然、加筆修正いたしますのでご了承ください

 


 目の前に広がっていたのはとても綺麗な風景




 気付いた時には見たこともない場所に立っていた。

 空を見上げるとそこにはどこまでも澄み切った蒼い空が広がっていた。

 私の黒い髪を揺らす風は温かく優しい。

 足元には柔らかそうな丈の短い草が揺れている。


 とても 綺麗で 静かで 温かい


 汚れた大気でくすんだ空も 


 コンクリートのビルも


 息がつまりそうな大勢の人も


 今まで見慣れたものが一切ない


 

 あるのは



 蒼い空と 青い大地



 

 私は今、地球ではない別の場所に居る


 漠然とそう思った。


 けれど、あまりにも突然のことで思考回路が停止してそれ以上何も考えられない。


 だから


 ただ、目の前美しい景色を眺めていた。





「お前、そんなとこに突っ立って何してんだ?」




 その声で我に返った時、私の目の前に見上げるほど背の高い男の人が立っていた。

 黒い髪の毛に、紫檀色ローズウッドの瞳

 とても厳つく鋭い目つきをした人だけれども、その瞳はとても、とても優しい光を宿していた。

 いきなり呼びかけられたのに不思議と怖くなかった。

 だから名前を聞かれても警戒することもなく自然に自分の名を彼に教えた。



 とても安心する



 それが、彼の第一印象。

 彼は、地駒族ちこまぞくこく狼炎ろうえんと名乗った。

 見た目は日本人ぽいけれどやっぱりどことなく顔立ちや骨格が違がう気がする。

 名前を名乗りあった後、会話もなく私はじっと彼を見つめていた。

 気まずくなることもなくただただ彼を見つめていた。

 すると突然、唇に柔らかい感触を感じた。



 キスされた?



 驚いて瞬きしていると、


「決めた! お前俺の伴侶になれ」


 突然、満面の笑顔で彼はそう私に求婚プロポーズした。


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