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距離にしてだいたい1mの遠距離恋愛  作者: シャチネコ


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7/8

7.球技大会

目を覚ました。

「ふぁ〜あ……今何時だ……?」

 時計の長針は40分を指している。

「なんだおれ、タイマーをかけなくても起きられんじゃん。」

 顔を洗い炊いたご飯をよそい2日前のカレーを乗っける。

「いただきます。」

 その時だった。

 キーンコーンカーンコーン。

「なんでこんな時間にチャイムが聞こえるんだ?朝早くから点検かな?」

さほど気に止めず、ニュース番組を見るためにテレビをつける。すると、左上の時刻が8:46と書かれている。

「嘘でしょ……?」

 慌ててスマホを見ると不在着信が何件も溜まっている。色んな人から連絡が来ていたようだ。

 俺おやすみモードだから2回かけないと繋がらないんだよ!!もう少し頑張ってくれよ!!

慌ててカレーをかきこんで制服を着る。

 そして全速力で走る。食後なので脇腹が痛いが気にしない。

 なんとジャスト2分でついた。最高記録を更新した。

 しかも最高なことに今日はイベントの日なので出席がなかった。やったね!!これで遅刻してることにはならなかった。

「よかったやん!今日出席なくて。」

 リョウマが笑いながらよってくる。

「その寝癖どうにかならなかったの?」

 リンと桃瀬も席によってくる。

「ハァ…ハア……フゥ。」

「そんな疲れてて球技大会どうするつもりなの?」

 リンが問いかけてくる。

 ん?球技大会……。

「俺ジャージ持ってきたっけ!?」

「俺が知ってるわけないやん!」

 カバンを開ける。

 そこには昨日の荷物がそのまんま入っていた。

「やべぇ!!ジャージ忘れた!!」

「球技大会でジャージ無しか……、やるな。」

「なにが「やるな。」だよ!どうしよう……。」

「取りに帰ればいいじゃん。」

「いやもう学校に着いてるんだからどうしようもないだろ。」

「いやだって今日は球技大会だから校門一日中空いてる日じゃん!」

「天才か……?」

 先生たちが職員室に戻り、生徒たちがグラウンドに出ていくのに紛れて取りに帰ったのであった。

 家に着くと玄関のすぐ脇に忘れないように置いてあった。

「これを忘れるってよっぽど動揺してたんだな……。けどまさか一日で二往復するとは思わなかったな……。」

 そして学校につき、着替える。

 クラスに戻ると3人はスマ〇ラをしていた。

 他の人たちも何人かのグループでゲームをしているようだ。

「お疲れ様。」

 桃瀬がこちらに気付き労わってくれる。画面を見るとリョウマとリンのキャラが3スト残っている。

 なるほど。自分だけすぐ終わって暇になったのか……。

 それでもまだ両方3スト残ってるし、リョウマとリンもそんな強くないのに秒殺ってどれだけ弱いんだ?

「おっ!お疲れ様〜!」

「先生にバレずにいけた?」

 リョウマとリンがゲームをしながら話しかけてくる。

「たぶんきっとmaybeバレずにいけたと思うよ。」

「だいぶ信憑性低いな……。」

「まあ、これで何とか競技に出られるね。」

「よっしゃ!!」

 リョウマがリンに勝ったようだ。

「じゃあ、出番が来るまで桃〇してようぜ。」

「3年する時間あるかな……?」

「最速で進めればワンチャン?」

「うるせぇ!!いこう!!」

 桃〇は俺の圧勝だった。俺以外のところで最速でキングボンビーになったボンビーがまわりに回って財産を減らした結果、俺だけ3桁億で残りがマイナスかよくて1桁億だったので勝ち負けは明白だった。リョウマに至っては途中でリンの借金(99億6000万)を肩代わりさせられていた。よく1桁億のプラスにしたなと褒めるべきだろう。

 そんなことをしていたら出番になる。

 最初はサッカーだった。

「クリアしろ〜!!」

「攻めろ!攻めろ〜!!」

 と選手になるのを回避したクラスメイトがヤジを飛ばしてくる。

 結果は惨敗だった。理由は簡単だった。

 サッカーは11人でするスポーツな以上2人が練習したところで残りの9人が消極的だったら勝てないのだ。

 どこぞやのエゴイストみたいな才能があったらなにか変わるのかもしれないが、俺にはそんな空間把握能力はないので厳しいだろう。

 

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