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198X41無限の檻にゃんこキック《原初の粒vs新型の神編》あらすじ

《原初の粒vs新型の神編》あらすじ。


前話まで。


ーー

姿を見せない対の神、ガンマとデルタ。


彼らは、ねこにゃん(アルファ)やびょこにゃん(ベータ)と同じ十一次元構造体の粒でありながら、感情に流されず無駄を削ぎ落とした、圧倒的な演算能力を持つ存在であった。


彼らは長きにわたり、人間を神の領域へと進化させるために干渉や改造を繰り返し、魂の構造そのものを変えた実験体を万単位で生み出してきたが、そのすべてが失敗に終わっていた。


彼らはその原因を「与えすぎた幸福が魂を腐らせた」と考え、実験を冷酷に変化させていったのである。


数々の失敗を経て、最後に残った唯一の成功候補が、実験体番号《198X41》であった。


しかし、その魂は神に覚醒することなく、平凡な人生と魂のリサイクルを12回も繰り返した末、千年の眠りについてしまう。


ガンマとデルタは、彼の持つ高い耐久性を次世代モデルに活かすため、千年の眠りを百年に圧縮し、強制的に目覚めさせた。そうして13回目の人生として昭和の東京に生まれたのが、どこにでもいる平凡な若者《41》だった。


ガンマとデルタは彼を「失敗作」と見なし、生まれながらに《執着心》と《嫉妬心》を剥ぎ取って、幼少期には夢遊病という演出を加えて「生きてるオモチャ」として弄んでいた。


41がやがて薬物に興味を持ち、現実の境界を越えて「神の音」を追い求める姿も、神の目には単なる現実逃避としか映っていなかったのである。


しかし、神によって不完全な失敗作として作られ、執着すら奪われたその「欠陥」こそが、のちに神々の想定を遥かに超越する、未知の可能性へと繋がっていくことになったのだった。


にゃんこ世界の《ヤクの概念》ヨーニャが41のアバターと知った、ねこにゃんとびょこにゃんは41を知り、それを通して《人間》を学習していく中で41の魂が人のそれと異なる形に気づく。


41が、ガンマとデルタに施されたのは孤独の環境と夢遊病だけではなかった。41の《願いが叶ったら死ぬ》という絶望設計を知った二柱は激怒。


そして41の《コア》にソウルダイブした二柱は、さらなる真実を知ることになる。


自分たちが住む異空間で分裂し、追いかけてきた《エスネコ》が41の対であること。


41は元の世界線で神に覚醒し、自分の命をチップにし願いを叶えたこと。


願いを叶えるためにエスネコに地球をめくらせて別の世界線を作り出したこと。


その願いが叶った世界線に生きてる事実を本人は知らない。


だが、この世界線でもガンマとデルタの絶望設計は変わることはない。


41は友人のMとのセッションの中で成長し、願いを叶えてしまう。


願い、求めたのは神の音ではなく、なりたかった自分。


その瞬間、絶望設計のスイッチが入る。


41の粒の魂はほどけ、崩壊を始め出す。


41の絶望設計を書き換えられないと知った二柱は《粒の特性》である《対消滅と再構築》に賭ける。


そして41の魂をエスネコに捕食させ、エスネコは41と対消滅。


エスネコ内部にいた、ねこにゃんとびょこにゃんも41の魂を抱きながら泡のように消滅していった。


エスネコがかみかみに託していたキーワード。

《起きにゃよ。そして起動せよ」


かみかみは、消滅した41たちを目覚めさせるために《何でも掘れる》ハンドシャベル『砂場王』で虚数空間まで掘り進めキーワードを叫ぶ。


そして虚数空間の中で眠るエスネコは、かみかみの呼び声で目覚める。そして現実世界に41を再構築させた。


反撃に出る二柱。


ねこにゃんとびょこにゃんはガンマとデルタに自分たちは素数次元で生まれた《現象》で次元の弾性力に抗いながら逃げてきたモノと伝える。


全ての事象はアルファとベータの模倣。

世界は《都合の法則》で成立しているのだった。


ねこにゃんとびょこにゃんは、ガンマとデルタに41の真実を《痛覚現象》とともに与え因果を構築。


《都合の法則》の支配下に置かれたガンマとデルタは、ねこにゃんとびょこにゃんの2次元レンズの能力で41のいない世界線に消されていった。


全て決着した41とにゃんこたちを待つのは、愛しい日常と眩しい夜。


今宵は《酉の市》


41と仲間たちは、ねこのかみかみを連れて祭に出掛けていく。


にゃんこシティに住む41の概念たちは、世界各地に開放された《ゲート》から飛び出し、都市伝説やオカルトをリフレッシュさせていく。


ねこにゃんとびょこにゃんも《恋の概念》アムリアと《ヤクの概念》ヨーニャにヒューマンボディを与え、祭に参加。


彼らは、周囲の出店から1センチずつもらい、空間拡張というイカサマでメロンパン屋を出店。


それは、数センチのズレで見えない店。


祭りの雑踏の中、かみかみが発見したことで、41たちは、六本木のDISCO《FUNFUN》以来の再会をした。


そして、ねこにゃんとびょこにゃんは、自分たちの店『よろずや』に41たちを招待する。


DISCO、カラオケ、フードコートなど全ての遊びがそこにある。


41は、ねこぴょこたちから、Mを誘ってライブするよう提案され、公衆電話に向かっていった。


待ち合わせは深夜0時、新宿区役所前。


ニュースでは世界各地の奇妙な事件が流れている。


『世界同時多発ねこ』の夜。


41たちは世界中で起きている事件をもちろん知らない。


だが彼らには、その事件など霞むような眩しい夜が待っていた。

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