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ここまでの《にゃんこキック》

ここまでの《にゃんこキック》



55話までのあらすじ。


ねこにゃん「(*≧ω≦)こんにちゃ」


ぴょこにゃん「(*≧ω≦)こんばんにゃ」


ねこにゃん「( ̄^ ̄)というわけで、あらすじにゃん」


ぴょこにゃん「さすがだにゃ。スーパー雑にゃん」


ねこにゃん「(*≧ω≦)にー」


ぴょこにゃん「(*≧ω≦)にー」


ーーーーーーーーーー


ーー198X年、日本。

東京シティ。


街はバブル景気に浮かれ、夜ごと欲望の光が瞬いていた。


だが、その喧噪の裏側で世界はまだ戦争の後始末に追われ、中東では新たな火種が燃えはじめていた。


混乱と漂流の波に乗って、日本には難民や出稼ぎの人々と共に、新しい種類の麻薬が流れ込んできたのである。


ーー東京N23区。


ここに暮らす男、通称「41」。


表向きは平凡な社会人。

しかし裏の顔は、どんなジャンルでもこなす凄腕のセッション・ベーシスト。


ロックもジャズもポップスも

――その指先は自在に駆け抜ける。


けれど、彼が心から憧れた音楽家たちは、

みな同じように燃え尽きていった。


神がかった演奏、そして麻薬の過剰摂取による死。

「彼らは一体、薬物で何に触れたのか?」


その答えを知りたくて、41は自らジャンキーの道を歩き出す。


彼には定まった名はない。


ヨンイチ、よーいち、よんじゅういち、ジュピタン…。


人によって呼び方は違い、本名すら曖昧だ。


彼にとって名前はどう呼び合うかだけが大事で、

残りはどうでもよかった。


彼の友人は《仲間は売らない》の絆で結ばれた限られたモノたち。


19才の時の41が《道標》とした大人。

Mちゃん。


彼女のジュン。


少し年上の男友達。

ケイとサル。


Mちゃんとは二人きりの交流。

日本でも有名なミュージシャン。


41の音楽の友人であり、ふざけ方の相性が抜群。

全てにおいて41の師匠にあたる。


彼も限られた友人しか招かないので、

他の3人は、Mちゃんの事は一切教えられてない。


ーー41が普段、行動を共にするのはジャンキー仲間の、

ジュン、ケイ、サルの三人組だ。


――

ある日、五芒星の模様が描かれたLSDを、41は手に入れる。


そのLSDは彼の視界を裂いた。


見えたのは、ただの幻覚ではない。

ーー実在する異空間だった。


そこには、対となる二柱の知的存在がいた。


《アルファ》と《ベータ》。


謎の異空間を住処とし、対消滅と再構築を果てなく繰り返す11次元構造体の対の《粒》。


彼らは自我を持つエネルギー体。

流れるエネルギーが球体を作っているので《核》を持たない。


だが41の偶然の干渉が、

この《粒》の二柱を三つに分裂させてしまう。


不要とされた三つめの欠片――《エスネコ》。


アルファとベータは、めんどくさいと投げ出す主義。


その癇癪で蹴り飛ばされたエスネコが消失した後、

彼らの空間は崩壊を始めた。


住処の崩壊を防ぐため二柱は、

綻ぶ異空間に、維持システム《秩序》を置き出発。


エスネコの衝突した地球に降り立つ。


目的はただひとつ。エスネコの回収。


エスネコ衝突により、めくれ上がった地球には「次元の隙間」が生まれ、そこでは知識や概念を司る神々が、

――なぜか、ねこの姿を取って暮らしていた。


地球に降り立った二柱(ふたり)は、概念の世界に対応するため、11次元構造の力を使い、新しい概念の力と、それに特化した三次元ねこボディを構築する。


アルファは『ねこにゃん』と名乗り、

《魔のつくもの全て》の力を獲得。


ベータは『ぴょこにゃん』と名乗り、

《マッドサイエンティスト》の力を獲得する。


彼らはエスネコ探索の拠点として街を作った。

新宿を真似た奇妙な街だ。


そこで原初の《恋》の神アムリアと出会う。

三者は仲間となり、雑貨店「よろずや」を営みはじめた。


そしてエスネコが眠っていた聖地《ニルヴァーナ》を囲んでいた世界樹の化身かみかみが、二人を目指してにゃんこシティにやってきたのだ。


かみかみは世界樹の扉を開く鍵となり、

ふたりはニルヴァーナにたどり着く。


だが、エスネコの封印を開いた彼らは、

合体しエスネコに閉じ込められる。


その頃、異空間に留守番に置いてきた《秩序》は、

綻びのエネルギーに耐えきれず《虚無》へと変化してしまう。


《虚無》はアルファとベータを取り込むために、地球へ襲来。


ひとり残された、かみかみに危機が迫る。


万事休すと思われたがエスネコに閉じ込められた、

ねこにゃんとぴょこにゃんは偶然、出口を発見。


一時的に、変身を解除することに成功する。


ふたりは襲い来る《虚無》を撃退するために、かみかみに作戦を託し、再度エスネコに変身する。


かみかみは、ねこぴょこたちから授かった指示通り、エスネコに命令する。


「あの、みじ(水)飲め」


その一言で、エスネコは水を飲むように《虚無》を補食。


さらに、かみかみのアドリブにより、

エスネコは《虚無》を圧倒的な力で撃破するのであった。


ねこぴょこたちは、にゃんこシティに帰還。


いつものようにダラダラと暮らしていた。



……そしてある日。


行方不明だったもうひとりの原初の神。

《ヤク》の神ヨーニャが現れる。


にゃんこたちが暮らす概念の世界は、

現実と同じように季節や昼夜を繰り返すが、

眠りを必要としない。


だがヨーニャだけは、半年もの間「休眠」に入る。


異質で、異常な存在。


調査の果てに、真実が露わとなる。


ヨーニャは――41自身のアバターだった。


ここは、41が無自覚に作り上げた夢の世界。


ヨーニャの眠りは、現実世界の41の睡眠時間。

二つの世界では流れる時間の速さが異なっていた。


そしてヨーニャは告げる。


「41が危機に直面している」


ねこぴょこたちは夢を越え、現実の41へとコンタクトする。


そこに迫っていたのは《マッドピエロ》――

暴力とスピード(覚醒剤)で街を支配する集団だった。


彼らの狙いは、41が持つ極上の『薬物』


きっかけは41の友人サル。

彼が無断でマッドピエロの男、タツに薬を渡していたのだ。


タツは見返りに女・エミをサルに紹介する。

しかし、エミはサルの彼女を装い、実は41の扱っている薬物を狙い、顔や家の場所を探るために差し向けられていた。


41を誘惑するためにエミは色仕掛けを仕組んだが、

41に看破され、疑念と怒りを買うことになる。


だが、エミもマッドピエロから解放されたいと、

41の助けを求めていたのだ。


それを察知した41は連絡先は教えられないが、

気が向いたら連絡すると告げ、エミの電話番号を聞き出す、


サルがエミを41の家に連れてきてから、サルは音信不通となる。2週間ほどたった頃、サルの姉からケイに連絡が入る。


それは、サルが薬物で異常になり、家族で入院させるか相談してるという内容だった。


ケイはサルの様子を見に行くが、サルは《虫》の幻覚が見える、見張られているといった末期の中毒症状になっていた。


ケイは、その状況を伝えるために、

即座に41の元に向かった。


それを知った41はケイと共にサルの治療に向かう。


41はサルのスピードの中毒症を治療するために、自宅へ連れて帰り、食事を与え、ダウナーを投与し中和。


そして睡眠を無理矢理取らせるという、

ジャンキー流の治療を施されたサルは正気を取り戻す。


ーーーー


一方、41のアタマの中に異空間を構築し、現実世界をリアルタイムで観察している二柱。


ねこぴょこたちは11次元構造の《糸》を、

41からサル、サルからタツへと伸ばしてリンクを広げ、

41より先に真実を知る。


エミはタツに性的な支配と搾取されている女だった。


そしてタツ自身が、実はマッドピエロの頭目だったのである。


41から伸ばした「糸」を通して真実を知ったねこぴょこたちは、初めて《胸くそ》という感情を抱く。


彼らは、41が見る夢の中でマッドピエロと戦うための《武器》を必要としている事を知っていた。


マッドピエロの暴力の世界で41に勝ち目はない。

ジャンキーとしての戦いの為の《武器》。


ねこにゃん、ぴょこにゃん、ヨーニャの三柱は神のレシピの麻薬『コークスクリュー』を作り、インスピレーションとして41に授ける。


さらにコークスクリュー最後のピース

《ニルヴァーナ》を与えるために、

かみかみに現実世界用のアバターを構築。

かみかみは41の元へ迷い猫として送り込まれていた。


ここから、41とねこ神VSマッドピエロの戦いが始まる。

初めて読む方へ。

198X41無限の檻にゃんこキックのあらすじです。


現実サイドの主人公の『41』

ねこ神サイドの主人公『ねこにゃん』と『ぴょこにゃん』


ジャンキーの夢と現実、幻覚が概念世界の《ねこ神》と交わるるサイケデリック・サイバーパンク・アングラ・コズミックファンタジー。お楽しみください。

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