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友人が出来ました。

私、何で転生なんてしたんだろうか?


この世界に生まれて約48年…今更ながら日本と言う国は変態の国だと思う…不便であればあるほど燃える国、更に最新兵器を繰り出し叩き合った国とは大の仲良し…そんな変態の国日本……

そんな国の国民なら何か面白い事が起こるじゃないかと放り込まれたんじゃないかと、心の中で現実逃避をしているが、困った時間は過ぎ去ってくれない……


私が現実逃避をしているのは、目の前にいらしゃる方…無駄にクリームを頬に付け、泣きそうな顔でショートケーキを頬張るこの方はクロード・ローラン・バロン・ハーケンベルグ。 ハーケンベルグ家の御子息で男爵の位におられる方……

チョコレートのようなダークブラウンの髪に彫りの深い整った顔立ちに、長いまつげに縁取られた少し憂いを含んだ薄いアメジストのような瞳の美幼児…

子供の頃から整い過ぎて若干引いたが、彼は父の友人であるハーケンベル公爵の御子息であり男爵の位にいらしゃる五爵。

ただの令嬢である私とは身分が違う…お父様、会わせるなら前持って知らせて下さい…心臓に悪いです。

心の準備もなにも出来ていなかったが、失礼が無い様に頑張って挨拶したが向こうの男爵は無視を貫いた……

私は困惑し男爵の父であるハーケンベルグ公爵が息子を宥める姿を見てるだけしかなかった。

困った父達2人は「仲良くなるために2人で遊んで来なさい。」と私と男爵を追い出す暴挙にでた。


困ったらほっぽり出すのか!何と言う大人だ!あんな大人にはなりたくないと思いながら不機嫌な男爵を連れ中庭に行ったのが行けなかった。


私の感覚では近場だが男爵はそれを遠いと言い駄々をこね出し、困った私は食べ物で釣り中庭に向かい、お手伝いさん達にお茶の準備を頼み男爵の機嫌も良くなった…どうも男爵は午前のおやつの時間を我慢して来たらしく、しかも私が遅れて来たもんだから更に不機嫌になり色々と駄々をこねたみたいだ。

正に子供らしい子供…だが男爵はまだ3才位の子供。

少々大人ぶっているが今は何をしても大抵は許される…子供って便利だ。私にはそんな勇気がない…

そこまでは良かったがそれからが良くなかった……


私を「友達にしてやっても良いぞ。」と言い出し終いには「友達になると有利な情報をやるから友達になれ」と言い出したから少し切れて言い返してしまったが、男爵は黙って目に涙を浮かべなからケーキを食べだした…

なにこの空気、ついつい言い返した私も悪いと思うが、友達を損得で作りたくないし、そんなのは本当の友達じゃ無いとか言い返しただけなのに、なんでこんな重たい空気になるの?

てっきり言い返されると思ったのに!なんで半泣きでケーキを食べているの?私は混乱と罪悪感で少しだけ現実を逃げてましたが、相手が3才児だと忘れていて言い返した私が悪い。だから謝ってそれから改めて友達になれば良いと考えていたら、男爵の声が聞こえて来た。

「ごめん、損得での友では無く本当の友達になりたい、なってくれないか?」

なんだ?ケーキを食べて落ち着いたのか?


「いえ、私こそ言い過ぎました申し訳ありません。クロード男爵が良ければ友達になりたいです。」

「ありがとう、友なのだし普通の喋ってくれ、それに男爵は慣れないクロードで良い。」

「ありがとうございます、私のこの喋りは癖の様な物なので、直す努力はしてみますので今しばらくはご辛抱下さい。」

「癖なのか?その様な癖は聞いた事が無いが、早めに直す方が良いぞ、もうすぐ子爵になって、この家を継ぐのだろう?少し威厳があった方が人が従え易い。」

えっと?どう言う事だ、なんで私が子爵になるの?家を継ぐって墓守か?それとも公爵を継ぐのか?でもなんで?普通は長男しゃあ無いの?


「それはどの様な事なのでしょうか?何故私が子爵になり家を継ぐのでしょうか?」

「家は嫡子が継ぐ仕来りだ、今では無駄な争いを避けるため長男、長女が継ぐのが慣例らしい。

子爵は公爵を継ぐ準備段階だ、子爵は公爵を補佐する仕事に就く事が多いからな。

俺は次男だから将来は子爵になり兄の補佐をするか、父が持つ伯爵の位を貰うか、婿養子になるかのどれかだろう。」


なんですと!そんなの聞いていませんがー噂でも聞いた事無いのになんで?慣例って変える事出来るの?

しかしなんだか男爵様が優しい友達だから?


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