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## 廃棄の王国 ### 第十七章 橋下の王様
橋の下はヨシオの新たな城となった。
コンクリート壁に背中を預けながら彼は目を閉じた。
昨夜の選択を何度も反芻する—
柚希を残してきたことへの罪悪感と解放感が交互に押し寄せる。
ヨシオは空腹の腹を抱えて動き出した。
昨夜の雨で増水した川面を見下ろしながらヨシオは決意を新たにした。
缶集めの一日が始まる。
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ゴミ収集車が去った後の路上は宝の山だった。
公園のベンチの下
自動販売機の周辺
マンションの裏庭—
アルミ缶を探すルートは次第に洗練されていった。
他のホームレスたちからは「新参者」と呼ばれながらも、
ヨシオは黙々と集め続けた。
三時間後、両腕いっぱいの缶を抱えて休憩するヨシオに影がかかった。
「また会いましたね」




