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## 夜明けの誓い ### 第十六章 静寂の脱出③
「……叔父さん?」
朝陽が射し込むベッドで柚希が目を覚ました。
ベッドの横は空っぽだった。
リビングに行くと凛太郎がコーヒーを淹れている。
「ヨシオさんなら早起きして出かけたよ」
「どこに?」
「知らない」
凛太郎は肩を竦めた。
「でも玄関にメモがあった」
少女に手渡された紙片には簡潔な一文。
『すまない。君を傷つけたくない』
それだけだった。
柚希の瞳に涙が溢れた。
「相変わらず狡いわね……嘘つき」
凛太郎は黙って抱きしめた。
「大丈夫。僕がいるから」
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そして街は動き出す。
ヨシオの新しい放浪の旅が始まり、
柚希の不安と葛藤の日々も始まった。
二人を繋ぐ運命の糸は切れることなく、
より複雑に絡み合っていく—




