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手術の行方
**救急車内**
心拍モニターが緊迫したリズムを刻む。
輸液バッグが急速に減っていく中ヨシオの表情は徐々に青ざめていく。
「ヨシオさん大丈夫ですよ」
付き添った真実が励ますが反応がない。
唯一握りしめられた柚希の手が温もりを与え続けている。
**ウィーン……**
病院到着の扉が開いた瞬間――
「先生!急患です!」
看護師たちが駆け寄る先頭には柚希の母親の姿があった。
既に手術準備万端な様子でストレッチャーを誘導する。
「こっちです!」
清潔な廊下を進む一行。
「お母さん……叔父……さんは……」
柚希は泣き崩れて言葉にならない。
「柚希、大丈夫。お母さんを信じて」
手術室の灯りが煌々と輝いている。
ヨシオが最後の力を振り絞るように微笑んだ。
「みんな……ありがとうな」
その言葉と共に意識が闇へ沈んでいった――




