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身分を超えた接吻
湯気が二人を包み込む中、ヨシオの腕がリィファの背中を抱き寄せた。
水滴が肌の上で弾ける感触が妙に鮮明だった。
「こうしていると……」
彼女が突然口を開いた。
「世界が狭くなる気がします」
「どういう意味だ?」
「いつも……見なければいけないものが多すぎて」
リィファの指がヨシオの頬骨をなぞる。
「義務とか期待とか……」
ヨシオの唇が彼女の首筋に触れた。
かすかな息遣いと共に小さな震えが伝わる。
「今は忘れていい」
「でも明日には思い出さなきゃ……」
彼女の声が曇った。
「貴族は一日たりとも怠れないのです」
「だったら今日だけ」
ヨシオはリィファを強く抱きしめて、口づけする―――
◉性的なシーンは省いています。今後ご要望があればノクターンの方にupするかもしれません。ご意見等あればよろしくお願いします。




