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三重奏の入浴⑦
ヨシオは一瞬固まったが覚悟を決めた。
「どちらから?」
「では失礼」
ルシアが腰を屈めると豊満な背中が目の前に現れる。
ヨシオの手が肩口へ触れると彼女はうっとりとした溜息をついた。
「なかなか良い技術ですわね」
リィファが傍で腕組みをしている。
「何やってるんだか……」
「怒らないで」ヨシオが宥めた。
「せっかくならみんな平等に楽しまないと」
「楽しむですって?」
「ああ楽しい時間って大事だろ」
「あなたって人は……」
言葉とは裏腹にリィファの表情が少し弛む。
その隙を見逃さずヨシオは彼女の手を取り腰に導いた。
「まずは触られてみて」
「ちょっ……!?」
掌が泡に埋もれる感覚にリィファが息を詰める。
「こっ……これ……なに」
「洗ってるだけさ」
ヨシオが涼しい顔で背中を摩った。
「怖がらなくていい」




