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三重奏の入浴②
ルシアがクスリと笑った。しかしその手は巧みに動き続けている。
「殿方のお好みには敏感ですので」
対照的に花音は耳まで赤く染めていた。
Aカップの胸元をローブで隠しながら震える指でヨシオの踝を洗う。
「そちらの方は任せますわ」
ルシアの提案に花音が必死でうなずいた。
「わっ……分かりました……」
二人がかりで磨かれると全身から垢が剥離していくようだった。
ルシアは首筋や肩甲骨を念入りに擦りながら尋ねた。
「ところで昨夜はどちらで寝ましたの?」
「橋の下で」
「それでは肺炎になりかねませんわ」
花音が湯桶を取り上げた。「今夜からはお屋敷で」
「ありがたいが」
「ご遠慮なく」
ルシアが突然両腕を背中越しに回した。乳房が密着する形になる。
「この腕輪……」
銀製の細工を見て目を細める。
「東欧の古い騎士階級の印ですね」
「詳しいんだな」
「考古学研究を少々嗜んでおりますので」
花音が羨ましそうな表情でルシアを見上げた。
姉の大胆さを見習おうと花音も積極的に手を動かす。




