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[ एकवेद ] エーカ・ヴェーダ

「わたし」 は、 存在した。

 「わたし」 は、 自分の存在に気づいた。

   その 存在 に始まりはあったのか。

「わたし」 は、 いつしか存在していた。


 ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・


「わたし」 は、 「無」 の中に存在していた。

 そこに、 「時間」 は無かった。

 そこに、 「空間」 は無かった。

  そこには 「わたし」 しか無かった。

  そこには 「わたし」 だけが有った。


 ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・


「わたし」 は、 「わたし」 の内に、 もう一人の 「わたし」 を顕した。

 「わたし」 は、 「わたし」 を見ていた。

 「わたし」 は、 「わたし」 に見られていた。

  そこに、 「時間」 が生まれた。

  そこに、 「空間」 が生まれた。

 そして、 「世界」 が誕生した。


 ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・


   「世界」 は、 誕生と同時に成長を始めた。

  「時間」 と 「空間」 は、 果てしなく拡大した。

 「世界」 は、 「わたし」 と 「わたし」 を果てしなく引き離した。

「わたし」 は、 再び 一人となった。


 ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・


「わたし」 は 「わたし」 以外の存在を求めた。

 そして、 「あなた」 が生まれた。

「あなた」 は、 「わたし」 では無いあらゆる存在であった。

「あなた」 は、 「わたし」 以外の全ての存在であった。

 「あなた」 の存在は、 無限であった。

果てしない 「世界」 は、 無限の 「あなた」 に満たされた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 無限に拡がる 「あなた」 に満ちた 「世界」 の両端で

  一人の 「わたし」 は、 「あなた」 を喰らい続け、

  一人の 「わたし」 は、 喰らわず ただ見つめ続けた。

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