団員は沢山食べます
時計の針が7時を回る頃、騎士団の食堂はオープンする。
「失礼します!今日の食事をいただきに参りました!」
最初の団員のグループが元気よく入ってきた。
みんな訓練後の為、お腹をすかせているようだ。
「それでは、ここに大鍋がありますからご自分でよそってくださいね!サラダとパンもどうぞ。」
「ありがとうございます!」
「それから、体調が悪かったり気になる事があったら言ってくださいね。」
「あ、はい!えーと…あ、みんな元気です!」
「ふふふ。わかりました。」
「では、いただきます!」
団員達はテーブルに座り、ユリアの作った食事を食べている。
もちろん、食事には白の力を込めている為
身体の中から穢れを浄化できるようにしている。
「すげー美味しいっす!」
「良かったです。沢山食べてくださいね!」
「はい!ありがとうございます!」
第一陣が帰って行くと、すぐに第二陣がやってくる。
そうやってどんどん団員達がひっきりなしにやって来ては帰って行った。
ユリアは食事の減り具合を見ながら、パンを焼いたりシチューを追加したりして行った。
食事に間に合わない団員には以前コートに教えてもらったサンドイッチを作る事にした。
「トーマス様。まだきっと宿舎にはお仕事している団員の方がいると思うので帰りにこれを持って行ってあげてください。」
「分かりました。ユリアさん、何から何まで申し訳ありません。」
「いいえ!王宮から食材などはいただいていますし、費用も出していただいてますから!」
「ありがとうございます。」
「じゃあ、トーマス様!私達も夕飯にしませんか?お腹が空いたでしょう?」
「そうですね!もう、時間も過ぎましたし。」
「では、今用意しますので!」
ユリアはキッチンへと入っていった。
すると、カフェのドアが開いた。
「ユリアちゃーん!トーマスー!まだ大丈夫?」
顔を出したのはエディだった。
「おい、エディ。もう食事の時間は終わってるぞ。」
「そう言わないでよ。ちょっと長引いちゃってさ。腹減ったー!」
「あれ?エディさん!」
「あ、ユリアちゃん!まだご飯残ってる?」
「はい、大丈夫ですよ。今から私達も食べようかと思っていたんです。一緒に食べましょう。」
「ありがとう!やっぱりユリアちゃんは女神だねぇ。」
「ふふふ。ちょっと待っててくださいね。」
ユリアはふたたびキッチンに入る。
「おい、明日からは時間内に来いよ。ユリアさんだってずっと働いていたんだからな。」
「わかってるよ。明日からはちゃんと間に合うように来るって。そんな怖い顔しないでよ。」
「……本当にっ…邪魔しやがって。」
トーマスはエディをじろっと睨んだ。




