表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
113/140

王宮魔法使い達

コートは羽織ったローブをそっと撫でた。

すると、コートのローブはキラキラと虹色に光出す。


「コートおばあちゃん!それは!」


「これは私たち王宮魔法使いが力を戦いに出る時にするんだ。こうして、自分の色をローブに映し出して力を与えるのさ。」


ガチャリとドアが開く音がして入って来たのは、セレニウムと王宮魔法使い達だった。


「マグゴナル様、ユリアさん。王宮魔法使い、ここに集まりました。ユリアさん、これを。」


そう言って、セレニウムはユリアに白いローブを渡す。


「こ、これは?」


「これはね、ユリアちゃんのお母さんが着ていたものだ。」


「え!お母さんが!」


「そうだよ。お母さんが王宮を去るときに、私が預かっていたんだ。少し前にセレニウムに預けておいたのさ。」


「わたくしが、儀式でローブの力を蘇らせておきました。さぁ、ユリアさん羽織ってみてください。」


ユリアは恐る恐るローブを羽織った。


「うん!似合うね。さすが娘だ。」


「そ、そうかな…。」


「それじゃあ、行こうかね…ん?ユリアちゃん、これは?」


コートはユリアが持っていた本に気づく。

ユリアは先程の大きな地響きで慌てて部屋を出てくる時、持ったままだったようだ。


「あ!持って来ちゃった。」


「これは…セレニウム。これはあの本かい?」


「はい。今日、ユリアさんにお渡ししました。」


「そうかい。では、ユリアちゃんは開けられたようだね。」


「そうなんですけど、中には何も書いていなかったんです。」


「そうかい。でも、大丈夫さ。それも持って行こう。」


コートはユリアのローブを少し直すと部屋を出た。

その後ろにユリアとセレニウム。

そして、王宮魔法使い達が並んで廊下を歩く。


「あ、あの。今からどこへ。」


ユリアはセレニウムに小声で聞いた。


「今から、アストロ・ジーラスの所へ参ります。」


「え!!!!」


ユリアは心の準備もないまま、アストロ・ジーラスに会う事になるとは思わなかったので動揺していた。

その様子を感じ取ったコートは、ユリアの手を握った。


「大丈夫。私達が側に居るさ。ユリアちゃんは1人じゃないよ。」


「は、はい。」


慌ただしく廊下を走る王宮の人達の間を歩く。

廊下を行くと王宮の真ん中にある大広間が見えてきた。


「さぁ、いよいよだよ。」


コートが虹色に光るローブをバサリとなびかせた。

大広間に入ると、そこは薄暗く異様な雰囲気だった。


「よく来たな!マグゴナル!」


「ふん!お前に名前を呼ばれると虫唾が走るわ!」


大広間の1段高い場所。

王様が座る椅子に1人の男が座っていた。


「アストロ・ジーラス!お前をここで倒す!」


コートが両手を広げて自分達の周りに虹色のオーラを張った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ