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スキル《おやくそく》!?なんじゃそりゃ、でもなぜか主人公補正が止まらない件  作者: にらいかない


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◆第69話:本戦開幕! 2年筆頭の壁と第一作戦

『――全校パーティ対抗武道会、本戦第1試合! 1・2年混合『ヴォイド・シフル』 VS 2年アルファクラス『栄光の道(ヴィア・グロリア)』……試合開始(レディ・ゴー)!!』


大歓声とともに、審判の合図が響き渡る!


「行くよっ!」


合図と同時にリアンが疾走。作戦通り、圧倒的なスピードで正面から敵前衛の重騎士と大剣使いへと突っ込んでいく。


「来い、『剣聖』! 俺たちの連撃で受け止めてやる!」


大盾を構えた重騎士と大剣使いがガチッと隙のない陣形を組み、リアンの猛攻を真っ向から受け止めにかかる。


(よし、前衛の意識は完全にリアンに集中した……今だ!)


俺は後方に構えるウーへ合図を送った。


「ウー、いけッ!」


「はいっ! 『フレイムアロー』……曲がれぇぇッ!」


ウーの杖から放たれた炎の矢が、美しい弧を描いて敵前衛の頭上を大きく旋回。完璧な軌道で後衛の支援魔法士へと急降下する!


「甘いぞ、1年生!!」


だがその瞬間、中衛の弓手が一瞬の迷いもなく弓を引き絞り、空中で急カーブする炎の矢を寸分違わず射抜いた!


バチィンッ!!


「なっ……空中撃墜……!?」


ウーが息をのむ。


「ふん、予選の映像は洗いざらい解析済みだ! あの曲がる魔法は、射程に入った瞬間に中衛が落とす! 後衛のバフ展開を阻害することなどできん!」


支援魔法士の杖が輝き、敵前衛ふたりの体に黄金色の強力な強化魔法(バフ)が眩しく宿る。


「ウハハハ! 身体強化・極! これで『剣聖』の剣すら通らんぞ!」


パワーアップした重騎士の大盾が一気に押し込まれ、打ち合っていたリアンが「くっ……!?」と軽やかに後方へノックバックされた。


「さすがは2年の筆頭……! こちらの第一作戦を完全に読んで対策してきてる……っ!」


ウーが顔を蒼白にして身を縮こませる。

だが、後方で腕を組んでいた俺の口元には、不敵な笑みが浮かんでいた。


(……フッ、いいぞ。第一案があっさり対策されることまで想定内だ)


俺はジロリと敵チームを見据えると、静かに息を吸い込んだ。


「リアン、ウー……作戦変更だ。例の……『裏プラン(ゴニョゴニョ)』で行くぞ」


「「ええええぇぇぇーーーっ!? ホントにやるのーっ!?」」


リアンとウーの悲鳴のような声が、緊迫したリングの上に響き渡るのだった。


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