↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル《おやくそく》!?なんじゃそりゃ、でもなぜか主人公補正が止まらない件  作者: にらいかない


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/71

◆第48話:ただの猫じゃない!?と、秘密の約束

一瞬の出来事だった。


空中ではじけた四匹のスライムの余韻が消え去る中、黒猫はクルリと一回転してトタッと俺の頭の上に着地。

そのまま「ふぁぁ……」と優雅にあくびを噛み殺すと、何事もなかったかのようにすっぽりと髪の毛に収まり、再び丸くなってしまった。


「「「………………」」」


静まり返る森の中。

俺とリアン、そしてウーの三人は、ただただ口をアングリと開けたまま呆然と佇んでいた。


「……ねえ、ゼロ」


真っ先に静寂を破ったのはリアンだった。ひくひくと眉を震わせながら、俺の頭の上を指差す。


「今の……見間違いじゃないよね? スライム四匹を一瞬で細切れにしたよね……?」


「わ、私にも見えました……っ! 風の刃のような爪の軌道で……一瞬でした……っ!」


ウーも目を丸くして、信じられないものを見るような視線を頭の上の黒猫に注いでいる。


「絶対ただの猫じゃないよね!? ていうかCランクの私より身のこなし素早かったんだけど!?」


「まあ……うん。俺も普通の猫じゃないとは薄々思ってたけどさ……」


俺は額を押さえて深いため息をついた。


(これ絶対アレだろ……ライトノベルの『おやくそく』だよな。最初はただの可愛いマスコットかと思わせておいて、実は伝説の魔獣とか邪神の化身とか、バカ強い隠しキャラの奴……!)


頭の上で「なー」と暢気に鳴く黒猫。見た目はどう見てもただの愛くるしい黒猫なのだが、秘めたスペックが完全にバグっている。


「で、どうする……? この子の凄まじい強さ、ギルドに報告する……?」


リアンが不安そうに尋ねてくる。

ウーも心配そうに俺の顔を見つめた。


「もしこんな凄まじい力を持った猫だって知られたら、研究者とか偉い人に引き離されちゃうかもしれません……」


「……だよな。よし、決めた」


俺は頭の上の小さな頭をポンポンと優しく叩いた。


「この猫が強いのは、俺たち三人だけの秘密にしよう。ギルドには『ただの迷い猫を拾った』で押し通す。いいな?」


「うんっ! それがいいよ! ヴォイド・シフルの秘密兵器(?)だね!」


「はいっ! 私も絶対に秘密にしますっ!」


二人が力強く頷き、黒猫も「なー(よく分かってるじゃないか)」と誇らしげに胸を張ったような気がした。


「よし! 薬草も手に入ったし、スライムも倒した! 初依頼達成だ! ギルドへ報告に行こう!」


「「おーっ!」」


こうして、規格外の「お供」を隠し持った俺たち『ヴォイド・シフル』は、記念すべき初依頼の達成報告へと向かうのだった。


【作者からのお願い】

いつもご愛読いただき、本当にありがとうございます!毎日朝と夜の2回更新を続けていこうと思います。

もし「この先も気になる」「毎日の更新を応援してやるか」と思ってくださったら、画面の一番下にある【☆☆☆☆☆】をタップして星を入れていただけたり、ブックマークを登録していただけると、執筆のモチベーションがめちゃくちゃ上がります!

評価は1項目(面白さ・設定)につき星1〜5個で、いつでも気軽に変更できます。「とりあえず星3つ」でも、作者にとっては飛び上がるほど嬉しいです。これからもよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。