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二通目
『イリアへ
妻のことをイリアと呼んでもいいのだろうか、それとも我妻?少し悩んだ。無事に式を済ませてくれてありがとう。
戦況があまり良くない。帰れる見通しがつかない。
シェイエス・ベルベット』
旦那様から二通目の手紙が来た。旦那様はまめのようだ…
イリアと呼んでもいいか悩んだなんて、少し可愛いところがあるんだなと感じた。
『旦那様へ
イリアでも構いません。親からはイリィと呼ばれています。お忙しいのにお手数おかけしてすみません。無理して手紙送らなくても良いですよ。怪我だけはしないでください。イリア』
と送った。
すると1週間後
『イリィへ
忙しい合間に少し話し相手が欲しくなるんだ。送りたいだけだ。許しておくれ。もうすぐ一度家に帰れそうだ。シェイエス』
旦那様は寂しがりやなのかな。
私はだんだん旦那様と会ってみたくなった。いったい…どんな顔をしているのだろうか。
『旦那様へ、私でよければお暇な時どんなことをしているか教えてください。いつでもお待ちしております。イリア』
『イリィへ、今日はうさぎ肉を食べた。明日でここを立つ。1週間後には帰れるだろう。シェイエス』
だが、
返事を書こうとした時
『すまない、イリィ、また戦況が悪くなってきた。延期になりそうだ。シェイエス』
私は手紙をぎゅっと握りしめてしまった。




