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彼女 ―桜は光の粒のように― 〜同じ記憶を持つ彼女が、二人いる世界で〜  作者: 雷火
第1章 彼女は少しおかしい

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第8話 放課後の誘い

放課後の教室は、少し自由だった。


「よっ」


振り向くと田中。


隣に佐藤。


「今日ヒマ?」


「まあ」


「じゃあ遊び行こうぜ」


駅前、と親指で示す。


そのとき。


「ゲームセンター?」


彼女が反応した。


少しだけ、声が上がる。


「行ったことないの?」


佐藤が聞く。


彼女はうなずく。


「うん」


「ちょっと気になってた」


田中と佐藤が笑う。


「じゃあ決まりだな」


「デビューだな」


彼女は少しだけ考えて、


「楽しそう」


と笑った。


そのとき。


田中がふと彼女を見る。


「なんかさ」


「え?」


「リアクション、ちょっと独特じゃね?」


軽い口調。


冗談のつもり。


でも。


彼女は一瞬だけ、止まった。


ほんの一瞬。


それから、


「そう?」


と笑う。


空気はすぐ戻る。


笑い声。


雑談。


でも、


その“一瞬のズレ”だけが、


残った。


本日分、ここまで読んでいただきありがとうございます。

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