表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女 ―桜は光の粒のように― 〜同じ記憶を持つ彼女が、二人いる世界で〜  作者: 雷火
第2章 普通の時間

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/27

第26話 限界の認識

数週間。


毎日、部室に通った。


モーター。

センサー。

基板。


小さなロボットは完成した。


歩く。

避ける。

動く。


周りは評価する。


「すごい」


「大会いけるぞ」


でも。


違う。


全然違う。


机の上のロボットを見る。


プラスチック。


機械。


命ではない。


僕が欲しいのは――


“彼女”だ。


ポケットのチップを握る。


「これじゃ足りない」


明確だった。


設備が足りない。


知識が足りない。


環境が足りない。


ここでは無理だ。


そのとき。


後ろから声がする。


「やっと気づいたか」


顧問だった。


「お前がやろうとしてるのは、ここじゃ無理だ」


その通りだった。


「でも」


少しだけ間を置く。


「行ける場所がある」


顔を上げる。


「研究所だ」


その言葉で、すべてが繋がる。


彼女のデータ。


あの精度。


あの準備。


――最初から、ここに繋げるためだった。


「行きます」


迷いはなかった。


本日分、ここまで読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ