表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
同じ記憶を持つ彼女が二人いる世界で、僕は本物を選べない  作者: Laica
第2章 見てはいけない違和感

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/122

第22話 告白と条件

挿絵(By みてみん)

公園。


夕日。


影が伸びる。


彼女は隣にいる。


距離が、


正確すぎる。


「今日、誕生日でしょ」


「うん」


「だから、言うね」


間。


呼吸。


視線。


全部、整っている。


「私、君が好き」


言葉が落ちる。


揺れがない。


「付き合ってほしい」


確定した未来みたいだった。


「……うん」


答えている自分がいる。


彼女は頷く。


そして、


キス。


完璧なタイミング。


完璧な距離。


完璧な温度。


――それなのに。


その直後。


彼女の視線が、


初めて揺れる。


「ね、一つだけお願い」


ここから先だけ、


“決まっていない”。


「もし、私がいなくなったら」


空気が変わる。


「……私の代わり、作って」


心臓が止まる。


「私と同じの」


声が違う。


ここだけ、


“彼女自身”だった。


「約束」


逃げ場がない。


僕は言う。


「……わかった」


彼女は笑う。


安心した顔。


でもそれは、


感情じゃない。


“目的達成”だった。


「これで、大丈夫」


その一言で、


何かが終わった。


本日分ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ