表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第4章「世界階位」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/113

第70話「条件」

 「……次は抜く」


 「その前にだ」


 レオンだった。


 前へ出る。


 「……序列は、戦うだけじゃ上がらない」


 在真が視線を向ける。


 「……どういう意味だ」


 レオンはスクリーンを指した。

 表示が切り替わる。


 【世界序列・更新条件】


 「……三つある」


 「……聞こう」


 レオンは淡々と続ける。


 「一つ。純粋戦闘評価」


 神崎が鼻を鳴らす。


 「……さっきのやつだな」


 「……ああ」


 「二つ。討伐実績」


 在真が言う。


 「……数か」


 「違う」


 レオンが首を振った。


 「“質”だ」


 「……なるほどな」


 「三つ」


 レオンが少しだけ間を置いた。


 「……干渉領域」


 神崎が眉をひそめる。


 「……なんだそれ」


 レオンは短く答えた。


 「境界外」


 「あそこか」


 「……あれを扱えるかどうか」


 在真が続ける。


 神崎が顔をしかめる。


 「……規模がデカいな」


 「……じゃあ」


 視線を上げる。


 「一番早いのは?」


 レオンは即答した。


 「……二つ目だ」


 「討伐実績」


 「……強いやつ倒せばいい」


 「……ああ」


 在真は少しだけ笑う。


 「……それなら早い」


 「……分かりやすい」

 条件より、その先にいる相手の濃さのほうが大事だった。

 数字が動くかどうかは、そのあとでいい。


 その時、スクリーンがまた切り替わる。


 新しい表示。


 地図。


 海上の一点だけが赤く点灯している。


 「……なんだこれ」


 神崎が首を傾げる。

 レオンが目を細めた。


 「出たばかりだ」


 「……何がだ」


 「特異個体」


 空気が変わる。


 その単語だけで、周囲の上位覚醒者たちもざわめいた。


 神崎が聞く。


 「……さっきのより上か?」


 レオンが頷く。


 「……可能性は高い」

 「……討伐そのものより、海上異常を解けるかが本質だ」


 静寂。


 在真は少し笑った。


 「……悪くねぇ」


 「……行くか」


 神崎が呆れたように笑う。


 「迷わねぇなほんと」


 「……強いならいい」


 それだけだ。


 レオンがこちらを見る。


 「……準備しろ」


 「……ああ」


 歩き出す。


 ガルが当然のように並ぶ。

 神崎が肩をすくめた。


 「……またデカいのか」


 「……だろうな」


 在真は少しだけ笑う。


 「……いい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ