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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第3章「境界外」

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第59話「適応」

 「……本気だな」


 影が動く。


 今度は——


 「……見える」


 輪郭。


 動き。


 わずかに。


 「……合わせてきてるな」


 神崎が構える。


 「こっちのやり方に対応してる」


 「……だろうな」


 なら——


 「……さらに上げる」


 踏み込む。


 影も動く。


 「……速い」


 だが——


 「……読める」


 回避。


 そのまま——


 「——斬る!」


 ——ザッ!!


 今までより深い。


 「……入るな」


 影が揺れる。


 だが——


 すぐに動く。


 「……止まらねぇな」


 神崎が突っ込む。


 「俺も行く!」


 拳。


 ——ドンッ!!


 当たる。


 レオンが動く。


 「……合わせる」


 圧。


 影の動きが一瞬鈍る。


 「……今だ!」


 踏み込む。


 「……全部使う」


 火。


 風。


 水。


 土。


 さらに——


 「……乗せる」


 力を重ねる。


 「——斬る!」


 ——バキィィッ!!


 大きく裂ける。


 「……いける!」


 影が揺れる。


 崩れかける。


 だが——


 「……まだだ」


 中心。


 「……核あるな」


 わずかに見える。


 「……あれだ」


 踏み込む。


 影が反応する。


 今まで以上。


 「……速い!」


 未来視。


 「……見えた」


 ギリギリ。


 回避。


 「……届く」


 一直線。


 「——貫け!」


 剣を突き込む。


 ——バキィィィッ!!


 核に当たる。


 「……これで」


 さらに押し込む。


 「——終わりだ」


 ——パキン。


 核が砕ける。


 その瞬間。


 影が止まる。


 静寂。


 「……終わったな」


 崩れる。


 音もなく。


 消える。


 「……はぁ……」


 息を吐く。


 神崎が笑う。


 「なんだよこれ……」


 レオンが静かに見る。


 「……別格だな」


 「……ああ」


 空を見る。


 裂け目は消えている。


 だが——


 「……まだ来るな」


 確信。


 「……ああ」


 神崎も頷く。


 「……終わりじゃねぇ」


 少しだけ笑う。


 「……いいな」

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