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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第2章「覚醒者」

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第48話「上位層」

 基地の奥。


 普段は入れない区画。


 「……ここか」


 神崎と並んで歩く。


 警備が増えている。


 視線も厳しい。


 「……完全に別扱いだな」


 「上位だけが入れる場所だ」


 神崎が小さく言う。


 「……なるほどな」


 扉が開く。


 中。


 広い。


 だが——


 人数は少ない。


 「……強いな」


 一瞬で分かる。


 ここにいる全員。


 「……レベルが違う」


 視線が集まる。


 誰も動かない。


 だが——


 圧がある。


 「……いいな」


 少しだけ笑う。


 その時。


 「来たか」


 声。


 さっきの男。


 「……お前か」


 「……ああ」


 近づいてくる。


 距離が詰まる。


 「……改めてだ」


 「俺はレオン」


 短い名乗り。


 「……在真だ」


 返す。


 握手はない。


 ただ、見る。


 「……やっぱり強いな」


 レオンが言う。


 「……そっちもな」


 短く返す。


 その瞬間。


 周囲の空気がわずかに揺れる。


 「……やめろ」


 誰かが言う。


 だが——


 レオンが少しだけ力を出す。


 「……圧か」


 感じる。


 普通なら動けなくなるレベル。


 だが——


 「……効かねぇな」


 一歩前に出る。


 レオンの目がわずかに細くなる。


 「……いいな」


 圧が消える。


 「……本物だ」


 周囲の視線が変わる。


 完全に——


 認められた。


 「……で」


 レオンが視線を外す。


 「呼ばれた理由、分かるか」


 「……大体は」


 同時発生。


 他国。


 上位層。


 「……その通りだ」


 レオンが頷く。


 「ここから先は——」


 少しだけ間が空く。


 「遊びじゃない」


 「……最初からだ」


 短く返す。


 レオンが笑う。


 「……いいな」


 その時。


 中央のスクリーンが点灯する。


 映像。


 巨大な“何か”。


 「……なんだこれ」


 今までと違う。


 ダンジョンじゃない。


 「……まだ発生してない」


 レオンが言う。


 「だが——」


 映像が拡大される。


 「……確実に来る」


 静寂。


 「……でかいな」


 神崎が呟く。


 「……ああ」


 視線を外さない。


 「……これは」


 確信。


 「……今までと違うな」


 レオンが頷く。


 「だから呼んだ」


 視線が集まる。


 「……ここにいる全員で潰す」


 空気が変わる。

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