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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第2章「覚醒者」

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第47話「接触」

 基地に戻る。


 空気が違う。


 「……騒がしいな」


 人の数が増えている。


 覚醒者。


 兵士。


 そして——


 見慣れない顔。


 「……来てるな」


 神崎が小さく言う。


 「……他国か」


 「ああ」


 歩く。


 視線が集まる。


 前より強い。


 「……面倒だな」


 その時。


 正面から、数人の集団が歩いてくる。


 装備。


 雰囲気。


 明らかに違う。


 「……あれだ」


 神崎が呟く。


 「……分かりやすいな」


 止まる。


 向こうも止まる。


 視線がぶつかる。


 「……強いな」


 相手の一人が笑う。


 日本語じゃない。


 だが——


 「……分かるな」


 意味は通じる。


 「……そっちもな」


 短く返す。


 空気が張り詰める。


 「……お前が在真か」


 別の男が言う。


 流暢な日本語。


 「……そうだ」


 「……聞いてる」


 「単独でSクラス」


 「……誇張されてるな」


 「……いや」


 男が笑う。


 「むしろ足りない」


 周囲がざわつく。


 「……試すか?」


 さっきの男が一歩出る。


 神崎が小さく舌打ちする。


 「……やめとけ」


 「ここでやるな」


 「……いいじゃねぇか」


 空気が変わる。


 「……場所変えるか」


 軽く言う。


 「……乗った」


 相手が笑う。


 その時。


 「——やめろ」


 低い声。


 空気が一変する。


 全員が止まる。


 振り向く。


 そこにいたのは——


 見たことのない男。


 だが——


 「……強いな」


 一瞬で分かる。


 別格。


 「……今は戦う時じゃない」


 静かに言う。


 だが、圧がある。


 「……チッ」


 相手が舌打ちする。


 「……後だな」


 一歩下がる。


 「……楽しみにしてる」


 そう言って去る。


 静寂。


 「……誰だ、あいつ」


 神崎が呟く。


 「……知らねぇな」


 だが——


 「……一番強いな」


 確信。


 男がこちらを見る。


 「……お前が大月 在真か」


 「……そうだ」


 短く返す。


 「……いい目だ」


 それだけ言う。


 「……また会う」


 そのまま去る。


 空気が戻る。


 「……なんだあれ」


 神崎が頭をかく。


 「……分からん」


 だが——


 「……面白くなってきたな」


 強い奴が増えている。


 「……いいな」

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