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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第2章「覚醒者」

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第45話「巨人」

 「……壊す」


 踏み込む。


 巨人の視線がこちらを捉える。


 ——ドンッ!!


 腕が落ちる。


 「……遅い」


 横へ。


 最小で避ける。


 だが——


 「……来るな」


 衝撃波。


 ——ズンッ!!


 地面が揺れる。


 「……範囲攻撃か」


 未来視。


 断片。


 「……次、右」


 避ける。


 さらに来る。


 「……連続かよ」


 回避。


 回避。


 「……止まらねぇな」


 神崎が横で受け流す。


 「近づけねぇぞ!」


 「……だろうな」


 外側は無理。


 なら——


 「……無理やり行く」


 踏み込む。


 「……風」


 加速。


 衝撃波の間を抜ける。


 「……ここだ」


 懐へ。


 「……届く」


 剣を振る。


 ——ガキンッ!!


 浅い。


 「……まだ足りねぇ」


 その瞬間。


 巨人の体が“流れる”。


 「……は?」


 形が変わる。


 内部の位置がズレる。


 「……核が動くのかよ」


 神崎が叫ぶ。


 「面倒すぎるだろ!」


 「……いいな」


 笑う。


 「……やりがいある」


 巨人が動く。


 今度は——


 「……速い」


 未来視。


 だが——


 「……追いつかねぇ」


 直撃。


 ——ドンッ!!


 「……ぐっ!」


 吹き飛ぶ。


 地面を転がる。


 「……今のは効いたな」


 立ち上がる。


 神崎がカバーに入る。


 「大丈夫か!」


 「……問題ねぇ」


 息を整える。


 「……でも」


 視線を上げる。


 巨人。


 「……普通じゃ無理だな」


 読み。


 力。


 全部ズラされる。


 「……なら」


 剣を握る。


 「……ズラす」


 神崎が一瞬止まる。


 「……何する気だ」


 「……流れ変える」


 踏み込む。


 「……火」


 広げる。


 「……水」


 流す。


 「……土」


 足を固定。


 「……風」


 加速。


 全部、同時。


 「……押し込む」


 巨人の動きが一瞬止まる。


 「……今だ!」


 神崎が飛び込む。


 「合わせる!」


 同時。


 核の位置。


 「……見えた」


 未来視。


 わずかに。


 「……そこだ」


 踏み込む。


 全力。


 「——斬る!」


 ——バキッ!!


 ヒビ。


 「……いける!」


 さらに押し込む。


 だが——


 巨人が暴れる。


 「……止まれ!」


 神崎が押さえる。


 「……今だ!」


 最後の一撃。


 「——貫け!」


 核へ。


 ——バキィィッ!!


 砕ける。


 巨人が止まる。


 そのまま——


 崩れ始める。


 「……下がれ!」


 距離を取る。


 ——ドォォォン!!


 崩壊。


 地面が揺れる。


 静寂。


 「……はぁ……」


 息を吐く。


 神崎が隣に来る。


 「……終わったな」


 「……ああ」


 周囲。


 侵食が止まっている。


 空気が軽くなる。


 「……やっぱり核か」


 軽く呟く。


 ガルが近づく。


 「……これで一段落だな」


 その場に立つ。


 「……次、どうなるかだな」

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