表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第2章「覚醒者」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/63

第43話「首都」

 ヘリが首都圏に入る。


 景色が変わる。


 建物。


 道路。


 人の痕跡。


 だが——


 「……おかしいな」


 静かすぎる。


 「……避難は終わってるはずだが」


 神崎が眉をひそめる。


 「……違うな」


 視線を下へ。


 街。


 歪んでいる。


 ビルが、曲がっている。


 地面が、沈んでいる。


 空間そのものが——


 「……侵食されてる」


 しかも——


 「……範囲が違う」


 都市全体。


 「……でかすぎるな」


 神崎が小さく呟く。


 ヘリが高度を下げる。


 中心部。


 そこに——


 巨大な“穴”。


 だが、今までと違う。


 「……開いてるんじゃないな」


 「……食われてる」


 建物ごと、落ちている。


 「……底が見えねぇな」


 暗い。


 深い。


 「……行くぞ」


 着陸。


 外に出る。


 空気が重い。


 「……これは」


 今までとは比べ物にならない。


 「……濃すぎる」


 ガルが低く唸る。


 「……やばいな」


 その瞬間。


 ——ドクン。


 音。


 「……来るな」


 周囲。


 地面が揺れる。


 そして——


 人影。


 「……人?」


 だが違う。


 目が虚ろ。


 動きが歪んでいる。


 「……侵食されてるな」


 数が多い。


 「……多すぎるだろ」


 神崎が構える。


 「どうする?」


 「……まとめていく」


 踏み込む。


 「……風」


 広範囲。


 ——シュンッ!!


 複数を切り裂く。


 だが——


 「……止まらねぇな」


 後ろから次々に出てくる。


 「……キリがねぇ」


 「……違うな」


 観察する。


 「……これ」


 視線。


 奥。


 「……流れてる」


 侵食体が、同じ方向へ動いている。


 「……中心があるな」


 神崎が気づく。


 「……ああ」


 つまり——


 「……そこ叩く」


 方向を変える。


 奥へ。


 侵食体を無視して進む。


 「……邪魔だ」


 最小限で捌く。


 避ける。


 斬る。


 抜ける。


 そして——


 見えた。


 「……でけぇな」


 中心。


 地面の奥。


 “巨大な影”。


 動いている。


 「……今までのとは違う」


 神崎も止まる。


 「……ああ」


 圧が違う。


 「……あれが本体か」


 その瞬間——


 影が動く。


 「……来るぞ」


 空気が変わる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ