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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第2章「覚醒者」

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第37話「終息」

 核が脈打つ。


 ——ドクン。


 「——今だ!」


 踏み込む。


 神崎と同時。


 「……火」


 「……風」


 加速。


 「……水」


 圧をかける。


 「……土」


 体を固定。


 「……行くぞ!」


 全力。


 剣を叩き込む。


 ——ザァァァッ!!


 同時に、神崎の一撃が叩き込まれる。


 核の表面が裂ける。


 「……通った!」


 そのまま、押し込む。


 「——終わりだ!!」


 ——バキィィィッ!!


 核が砕ける。


 次の瞬間——


 静寂。


 脈動が止まる。


 空気が変わる。


 「……終わったか」


 周囲。


 侵食体が、一体ずつ崩れていく。


 「……消えてるな」


 再生が止まる。


 完全停止。


 「……成功だ」


 神崎が息を吐く。


 「……ああ」


 剣を下ろす。


 ウィンドウが開く。


 【討伐】


 侵食核を破壊しました


 【報酬】


 ・特殊スキル:侵食耐性

 ・DP:8000万

 ・都市ダンジョン制圧報酬


 【レベルアップ】


 Lv28 → Lv31


 攻撃力:275 → 320

 防御力:165 → 190


 【武器成長】


 天羽々斬 Lv26 → Lv30


 攻撃力+240 → +300


 「……また一気に上がったな」


 周囲を見る。


 崩れていた空間が、少しずつ元に戻っていく。


 「……侵食も止まってる」


 神崎が頷く。


 「これでこの都市は持ち直す」


 「……よかったな」


 軽く言う。


 その時。


 通信。


 「こちら指揮所!」


 「状況を報告しろ!」


 神崎が応答する。


 「核を破壊、侵食停止」


 「作戦完了だ」


 少しの沈黙。


 「……了解」


 「……よくやった」


 通信が切れる。


 神崎がこちらを見る。


 「……やっぱりな」


 「……なんだ」


 「お前、完全にSクラスだ」


 「……正式にか?」


 「間違いなくな」


 周囲の評価が、完全に変わる。


 「……まあ、いいか」


 特にこだわりはない。


 「……これからどうする?」


 神崎が聞く。


 「……さあな」


 少し考える。


 「……面白そうな方に行く」


 それが答え。


 神崎が笑う。


 「……いいな」


 外の世界。


 ダンジョン。


 覚醒者。


 「……まだまだ、あるな」


 やることは尽きない。


 ガルが隣に来る。


 「……帰るか」


 その一歩が——


 さらに広い世界へと繋がっていく。


 「……行くぞ」

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