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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第1章「最難関ダンジョンの孤独な開拓者」

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第16話「混成」

 中層に足を踏み入れてから、明らかに戦いの質が変わった。


 単体ではない。

 種類も違う敵が、同時に現れる。


 「……来たな」


 視界の先。


 シャドウが二体。

 その後方に、スケルトンナイトが一体。


 【シャドウ】


 弱点:魔力/属性


 【スケルトンナイト】


 弱点:頸椎接合部


 「……順番が重要だな」


 ガルが低く唸る。


 「……ガル、ナイトは任せる」


 「俺がシャドウを落とす」


 即決。


 逆でもいいが、今回はこれが最適だ。


 「……行くぞ」


 先に動いたのはシャドウ。


 音もなく距離を詰めてくる。


 「……速い」


 横へ回避。


 同時に、火をイメージする。


 「……燃えろ」


 掌に炎が灯る。


 そのまま、一体目へ叩き込む。


 ——ボッ!!


 シャドウの体が揺らぐ。


 「……効いてる」


 間を空けない。


 踏み込み、斬撃。


 ——シュッ。


 一体目、消滅。


 「……あと一体」


 だが、その瞬間。


 ——スッ。


 背後。


 「……読んでるな」


 振り向かずに回避。


 だが、完全には避けきれない。


 ——ザッ。


 肩に浅い傷。


 「……軽いな」


 ダメージは小さい。


 だが、このまま削られるのはまずい。


 「……次は、水」


 炎ではなく、別のイメージ。


 流れ。


 圧。


 「……押し流せ」


 掌から、水が噴き出す。


 ——ドンッ!!


 シャドウに直撃。


 体が大きく揺らぐ。


 「……いける」


 踏み込む。


 今度は確実に。


 「……終わりだ」


 斬撃。


 ——シュッ。


 二体目、消滅。


 「……よし」


 すぐに視線をガルへ。


 ガルがナイトと対峙している。


 だが、押しきれていない。


 「……行く」


 背後へ回り込む。


 ナイトがガルへ剣を振り下ろす。


 ——ズンッ!!


 その隙。


 「……そこだ」


 踏み込み。


 首の隙間を狙う。


 だが——


 ナイトが反応する。


 わずかに体を捻る。


 「……避けた?」


 完全ではない。


 だが、致命傷を避けている。


 「……学習してるのか」


 ガルが再び噛みつく。


 動きを止める。


 「……なら」


 もう一度。


 今度は、より正確に。


 「……決める」


 集中。


 呼吸。


 タイミング。


 すべてを合わせる。


 「——今だ」


 全力で振り抜く。


 ——バキィッ!!


 ナイトの首が砕ける。


 崩れ落ちる。


 「……撃破」


 その瞬間、ウィンドウが開く。


 【撃破】


 混成戦闘を制圧しました


 【レベルアップ】


  Lv12 → Lv14


  攻撃力:105 → 128

  防御力:60 → 72


 【武器成長】


 天羽々斬 Lv10 → Lv12


 攻撃力+65 → +82


 「……強くなってるな」


 ガルを見る。


 少し息が荒いが、まだ余裕がある。


 「……いい連携だった」


 ガルが小さく鳴く。


 周囲を確認。


 敵の気配は一旦ない。


 「……属性も使えるようになったな」


 火だけじゃない。


 水も通用する。


 「……他も試すか」


 視線を奥へ向ける。


 マップ。


 まだ未踏の領域が広がっている。


 「……ここからが本番だな」



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