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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第1章「最難関ダンジョンの孤独な開拓者」

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第13話「剣術」

 自宅に戻った俺は、手に入れたアイテムをテーブルに並べた。


 「……結構いいドロップだな」


 中でも目を引くのは、一冊の薄い本。


 【スキル書:剣術Lv3】


 「……これ、使えば覚えられるのか」


 少しだけ躊躇する。


 だが、迷う理由はない。


 「……使う」


 本に触れた瞬間、光となって消える。


 同時に——


 頭の中へ、大量の情報が流れ込んできた。


 剣の振り方。

 力の流し方。

 間合いの取り方。


 「……っ!」


 一瞬、意識が揺れる。


 だが、すぐに安定する。


 【スキル獲得】


 ・剣術Lv3


 「……なるほどな」


 立ち上がる。


 天羽々斬を手に取る。


 軽く振る。


 ——スッ。


 「……全然違うな」


 無駄がない。


 今までの“振ってるだけ”とは明らかに違う。


 「……これなら」


 次にガルを見る。


 「……ちょっと付き合え」


 外へ出る。


 軽く距離を取る。


 「来い」


 ガルが一瞬迷い——突っ込んでくる。


 ——ガウッ!!


 速い。


 だが——


 「……見える」


 横へ流す。


 最小限の動き。


 そのまま、首元へ剣を当てる。


 「……ここで終わりだな」


 ガルが動きを止める。


 「……やっぱ強いな」


 今のは、明らかに“技術”で対応した。


 ステータスだけじゃない。


 「……戦い方、変わったな」


 深く息を吐く。


 「……これで、次はもっと楽になる」


 翌日。


 再びダンジョンへ。


 門をくぐる。


 空気は相変わらず重い。


 だが——


 「……問題ない」


 中層手前。


 スケルトンが三体。


 「……ガル、右」


 「俺は中央」


 同時に動く。


 一体目。


 振り下ろし。


 回避。


 「遅い」


 首へ一閃。


 ——バキッ!


 二体目。


 横から来る。


 半歩下がる。


 力を流す。


 そのまま斬り返し。


 ——ガシャッ!


 三体目。


 ガルが処理。


 「……いいな」


 動きが噛み合っている。


 無駄がない。


 そのまま進む。


 敵を見つける。


 倒す。


 進む。


 「……安定してきた」


 ウィンドウが開く。


 【レベルアップ】


 Lv8 → Lv9


 攻撃力:72 → 80

 防御力:41 → 46


 【武器成長】


 天羽々斬 Lv7 → Lv8


 攻撃力+40 → +48


 「……いいペースだ」


 だが、その時。


 マップが反応する。


 ・特定個体:複数


 「……複数?」


 視線を向ける。


 現れたのは——


 スケルトンナイト。


 その後ろに、もう一体。


 「……二体か」


 ガルが唸る。


 「……やるか?」


 少し考える。


 今の自分なら、一体は確実に倒せる。


 だが二体は——


 「……いや」


 判断。


 「……やる」


 剣を構える。


 「……ここで逃げたら、先に進めない」


 ガルが一歩前に出る。


 「……行くぞ」


 同時に踏み込む。

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