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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第1章「最難関ダンジョンの孤独な開拓者」

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第9話「包囲戦」

 ——カタカタカタ……。


 背後から迫る複数のスケルトン。


 前方には、動かずにこちらを見据えるスケルトンナイト。


 「……挟まれてるな」


 逃げ場はない。


 ガルが低く唸る。


 毛が逆立っている。


 「……やるぞ」


 判断は一瞬。


 突破するしかない。


 「前は無理だ……後ろを抜ける!」


 ナイトを避ける。


 雑魚を突破する。


 ——ガウッ!!


 ガルが飛び出す。


 先頭のスケルトンへ噛みつき、強引に崩す。


 「合わせる!」


 踏み込み。


 一体目の首を叩き割る。


 ——バキッ!


 そのまま流れで横へ。


 二体目の腕を斬り飛ばす。


 「止まるな……!」


 三体目が剣を振る。


 ——ザッ!


 頬を掠める。


 だが止まらない。


 「押し切る!」


 ガルが体当たり。


 バランスを崩した瞬間——


 ——ガシャッ!!


 三体目、撃破。


 「まだ来る……!」


 さらに二体。


 呼吸が乱れる。


 集中が切れかける。


 「……落ち着け」


 無駄な力を抜く。


 動きを見る。


 遅い。


 単調。


 「……見える」


 剣を振るタイミング。


 踏み込みの癖。


 すべてが、読める。


 「——そこだ」


 最小限の動きで回避。


 首へ一閃。


 ——バキッ!


 四体目、撃破。


 最後の一体。


 ガルと挟み込む形になる。


 「決めるぞ」


 ガルが低く唸る。


 同時に動く。


 前と後ろ。


 「今だ!」


 ——ガウッ!!


 ——ガキンッ!!


 完全な連携。


 五体目、撃破。


 静寂。


 「……抜けた……」


 だが——


 「……まだ終わってない」


 振り返る。


 スケルトンナイト。


 動いている。


 ——カタ……カタ……。


 ゆっくりと、こちらへ歩いてくる。


 「……やっぱ来るか」


 鑑定。


 【スケルトンナイト Lv743】


 「……無理だな」


 即判断。


 「走るぞ!」


 ガルと同時に駆け出す。


 ——ズンッ!!


 背後で地面が砕ける音。


 振り下ろされた一撃。


 「……速ぇ!」


 さっきより明らかに速い。


 「……逃げ切れるか……?」


 距離はある。


 だが、追ってくる。


 出口が見える。


 「……いける!」


 その瞬間——


 ——ギィ……。


 前方。


 門が、ゆっくりと閉じ始めた。


 「……は?」


 「おい、嘘だろ!」


 走る。


 全力で。


 背後にはナイト。


 前は閉じる門。


 「……間に合え!!」


 ガルが先に飛び込む。


 「続け……!」


 俺も跳ぶ。


 ——ドンッ!!


 肩を強くぶつけながら、門を抜ける。


 その瞬間——


 ——ガンッ!!


 門が完全に閉じた。


 「……はぁ……っ……!」


 振り返る。


 門の向こう。


 スケルトンナイトが、すぐそこまで来ていた。


 だが——


 出てこない。


 「……外には出れないのか」


 理解する。


 「……助かった……」


 その場に座り込む。


 ウィンドウが開く。


 【レベルアップ】


  Lv2 → Lv3

  攻撃力:35 → 42

  防御力:18 → 23


 【武器成長】


  天羽々斬 Lv2 → Lv3

  攻撃力+9 → +14


 「……順調だな」


 だが——


 「……あのナイトは、まだ無理だ」


 明確な壁。


 ガルを見る。


 息は荒いが、まだ戦える。


 「……今日はここまでだ」


 立ち上がる。


 「……でも、次は勝つ」


 そう呟いた瞬間。


 【条件達成】


 スキル〈鑑定〉が進化可能です


 「……は?」


 新たなウィンドウが開く。


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